東海市の概要
東海市の特徴
愛知県の知多半島の西北端に位置する東海市は、北川に名古屋市、西側が伊勢湾に面している臨海都市です。昭和44年に上野町と横須賀町が合併して誕生しました。東海市という市名は公募によって決定しました。名古屋市の中心部まで約15キロメートルという立地条件が人気です。年間平均気温は16~17℃と比較的温暖で過ごしやすい気候で、東洋経済が行っている「住みよさランキング2014」では、全国で16位にランクインしている非常に住みやすい場所です。臨海工業地帯の一部でもあり、中部圏でも最大の鉄鋼基地を持っています。工業だけでなく農業も盛んで、春の野菜として知られるふきの生産量は全国一位、華やかで美しい見た目が人気の洋ランは全国2位の出荷量となっています。
インパクト抜群の「聚楽園大仏」
東海市の文化財に指定されている聚楽園大仏は、市内の聚楽園公園内にある大仏です。高さ18.79mという大きさで、周囲に高いビル等も無いことからとても目立ちます。鉄筋コンクリート製でありますが、見た目は銅製の大仏のように見えます。この大仏は名古屋市内で活躍していた実業家の山田才吉が私費を投じて建立したものです。聚楽園大仏の付近には「しあわせ村」という東海市の保険健康センターと市民の憩いの場である聚楽園公園があります。しあわせ村には温水プールや入浴ゾーン、トレーニング室があり、汗を流して楽しむことができます。予約すればキャンプ場を利用することも可能なので、ゆっくり自然と大仏を楽しみたい方にはキャンプがおススメです。
トラックと物流
トラックドライバー甲子園について
近年トラックドライバ―の需要は伸びる一方なのに対して、ドライバーを希望する若者の数が圧倒的に不足しているという現状があります。この状況を改善するために行われているのが「トラックドライバー甲子園」です。一般社団法人ドライバーニューディールアソシエーション通称DNAが運営を行い、2012年から毎年開催されています。DNAに加入している運送会社が参加し、参加した会社は企業価値の向上についての発表を行います。その中で他のドライバーたちの模範となるような取組を行っているドライバーは表彰されるのです。この取り組みによって、運送業界に興味を持つ人を増やし、人材不足の解消や子供たちが目標とするような職業となれるようにすることが期待されています。参加企業、来場者ともに年々増加しており、業界での注目度も上がっています。
女性トラックドライバーについて
トラックドライバーの需要の増加によって増えているのが、女性トラックドライバーです。増えている理由として、働く女性が増えたこととがあります。トラックドライバーは男性のドライバーよりも給与面で若干劣る部分もありますが、普通の会社であれば一般の会社員と同等の額は支払われます。また免許以外に特別な資格は必要なく、細かい作業や壊れ物を扱う場合は女性ドライバーの方が重宝されることもあるのです。