由比PA(上り)とトラックと物流

由比PA(下り)について

【由比PA下りの地理的特徴】

由比PA上り(東京方面)は静岡県静岡市清水区の東名高速道路上にあるPA(パーキングエリア)です。

駐車場には大型10台、小型34台(大型との兼用を含む)、障がい者用駐車場小型1台

を駐車することができます。

トイレは男性用大4個、男性用小4個、女性用7個、障がい者用トイレは1個となっています。

 

【由比PA下りの特徴について】

由比PAは比較的小規模なPAなので、店舗もお土産を買えるショッピングコーナーと、軽食を食べられるスナックコーナーのみとなります。しかしながら、このスナックコーナーには由比ならではといえる『桜エビ』を使ったメニューが数多く取り揃えられています。由比名物の桜エビのかき揚げがトッピングされた『桜エビ天そば』にはファンもいるようですし、桜エビたっぷりの大きな大きなかき揚げの上に釜揚げしらすもトッピングした丼『由比丼』、由比のもうひとつの名物である『生しらす』をたっぷりのせた『生しらす丼』もあります。正面に富士山、東側には駿河湾が広がる絶景のもと、由比名物桜エビとしらすをご堪能下さい。

 

【江戸時代から明治時代の町屋を復元、リニューアルした清水次郎長生家】

清水といえば次郎長、次郎長といえば清水といわれるほど有名な『清水次郎長』。その生家が由比PAから20分ほどにある『次郎長通り』と名付けられた商店街内にあります。清水次郎長は、最初はヤクザでしたが、やがて公務に任命されたり公益事業を起したりと活躍をしました。ここ清水次郎長生家は次郎長ゆかりの品々や写真などが展示されている資料館です。平成29年7月8日には改修工事が終了しリニューアルオープンされ、次郎長が過ごした江戸時代から明治時代の町屋が復元されました。また次郎長が産湯を使った井戸も当時のまま保存されているそうです。勝負事や願い事が叶う『勝札』や『道中安全札』など、次郎長にちなんだお土産も販売しています。歴史好きな方はお近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみて下さい。

 

トラックと物流

【トラックのライトの「昼間点灯」、いつ頃から始まった?】

日頃車に乗っていたり、街中を歩いていたりすると、トラックやバスなどが昼間なのにライトを点灯させている場面に遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか?これは『昼間点灯』といい、昼間でもライトを点灯させることで、『デイライト』『デーライト』とも言われており、運送業界では一般的になっています。

この昼間点灯は北欧やカナダなど、緯度の高い国々では日本よりかなり早い時期から行われていました。日本で始まったのは緊急車両などでは1970年代から、トラックなど運送業界では1990年代半ばごろで、1995年に長崎県の佐川急便で事故防止のため始められたものが、次第に運送業界に広まっていきました。

 

【昼間点灯の意味とメリット・デメリットとは】

冬季には昼間でも薄暗い高緯度の国々で始まったこともあり、昼間の事故抑制の対策として有効な昼間点灯。この昼間点灯運動(デイライト運動)が行われているメリットとしては

 

・昼間点灯車両の事故の発生が少ない(無灯火に比べ3割減)

・雨、雪、曇りの日の点灯率が高くなり、運転者自身その効果を認識していることが効果に現れている

・交差点、カーブ、山道など危険個所や見通しの悪い場所での事故抑止に効果がある

・尾灯が点灯していることによって後続車に対しての追従性・視認性が良くなる

・運動実施地域においては点灯車両に対するパッシング行為が減少

・『昼間点灯』の認知度のアップ

 

一方昼間点灯にはデメリットもあります。

 

・ライトの点灯時間が長くなるので、バルブが早く消費して交換時期が早くなる

・運転後の消し忘れによるバッテリーの消費やバッテリー上がり

・尾灯が常時点灯しているため後続車からはブレーキランプが見づらくなる

・対向車からのパッシング、身振り手振りや口頭による注意喚起を受けてしまう

・自光式メーターの場合、夜間用に光量が落とされるために見づらくなる場合がある

・燃費が悪くなる(と言われている)

 

しかしこれらのデメリットを鑑みても、事故抑制・安全運転につながっていることは明らかで、結果的には燃費面よりも事故による損害や人身事故を減らせるとして、一般的になっていったようです。