月別アーカイブ: 2018年2月

安濃SA(下り線)とトラックの物流

安濃SA(下り線)について

 

安濃SA(下り線)は、三重県津市の伊勢自動車道上に存在するSAです。駐車場には大型車両33台、小型車両は113台を停めることが出来、障がい者用駐車場も大型は1台、小型は3台。広いスペースを有しています。施設内にはフードコートだけでなく、ベーカリーやカフェもあり、食事以外では、愛犬家に嬉しいドッグランやドッグテラスも。犬を飼っている人だけでなく、飼っていないけれど触れ合ってみたい! という人にもオススメ。全体から、開放的な雰囲気を醸しているSAです!

 

 

安濃SA(下り線)の特徴について

 

フードコートの食事メニューに、麺類が多いのが一つの特徴。うどんやそばのような和の麺料理から、ラーメン・中華そばやパスタなど、幅広く取り揃えており、伊勢うどんにも使われる「伊勢醤油」を使用した醤油ラーメンが一押し! との声が多く挙がっています。有名店「博多 一風堂」のプロデュースする「一風堂ラーメンコレクション」なる店舗もあります。どの麺料理も本格的で、麺好きなら、一度は訪れてみたい…そんなSAとなっています。しかし、安濃SA(下り線)のグルメは、麺ばかりではありません! 前述の「伊勢醤油」を使ったソフトクリームや、津市の名物「津餃子」、もちろん松阪牛のメニューも楽しむことが出来ますよ。

 

一度は見なきゃ始まらない!「枝垂れ梅」で有名な「結城神社」

 

歴史と自然を感じる、風流で落ち着いた雰囲気が魅力の安濃。その中でも、筆者が「これは訪れてみたい!」と思わされたのが「結城神社(ゆうきじんじゃ)」です。こちらは白河結城氏2代当主であった結城宗広を祀っている神社。結城宗広は、後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕運動で戦った武将で、そのため神社には後醍醐天皇に関する史料が所蔵されています。

 

ですので、歴史マニアや、神社・仏閣を好む人にもオススメのスポットですが、こちらで更に有名なのが、2月上旬から3月下旬にかけて見られる「枝垂れ梅」と、その期間中開催される「しだれ梅まつり」。約300本ある優美な枝垂れ梅が咲き誇るさまは、県の内外を問わず、たくさんの人が見に訪れる名物です!ただし祭りの期間中は、入園料(大人500円・小人200円)が掛かるので、その点だけご注意を。

 

結城神社

住所:三重県津市大字藤方2341

伊勢自動車道「津」ICより約15分

 

 

トラックと物流

 

自走事故から学ぶ、トラックドライバーという職の難しさ ~安全対策は「やって当然」

 

日本の物流を支える、トラックドライバーたち。今この間にも、荷物を「いち早く送り先へ…」と、運び続けています。どんな職でも、仕事が早いのは良いことです。しかし、早さの一方で、正確さや安全さがきちんと保たれていなければいけません。その点で、トラックドライバーの仕事は、時に人命にも関わるもの。適性のある人には「簡単そう」「楽そう」と思えるかもしれませんが、トラックドライバーという仕事を続けていくには、時には他の職業以上に、責任感を要されるのです。

 

過去には、幾度となく大型トラックの自走事故が発生しています。サイドブレーキや、ギア入れを忘れてしまった…というのも、確かに原因として挙げられるのですが、これらの事故を起こしてしまった車両は、その上「タイヤに車留めをしていなかった」ことが殆どだそうです。

 

運送会社で、新入社員は必ず、車を停める時には「車留め」をするように…と指導されます。しかし、仕事に慣れるにつれて、指導されたことを守らなくなってしまうドライバーも、残念ながら、中には居るのです。「車留めをしている暇があったら、その間に早く荷物を…」「上司が見ている訳じゃなし…」などと思うのかもしれませんが、そのたった一つの手順を怠ったために 自走事故が発生し、痛ましい被害が出てしまうことも有り得るのです。

 

これは、とあるトラックドライバーの方の持論なのですが、トラックの運転手として仕事をするにあたって、何より大事なのは「事故が無いこと」。前述の「車留め」も「やって当然」の、安全対策なのです。それを時間の短縮のためや、気の緩みなどから怠ってしまっては、プロとは到底言えません。もちろん「車留め」以外にも、細かいことを言えば、トラックドライバーにはさまざまな細かい安全対策があります。それらを自ら「やって当然」と、高い意識を持っていつも出来る人こそが「プロの」トラックドライバーと言える…とのこと。

 

ただトラックの運転手になるだけなら、免許を取り、運送会社に入れば良いだけです。しかし、それで満足し、仕事に対する自己の意識を高めることをなおざりにしていると、そのせいで悲しい事故が発生してしまう可能性も十分にあります。それは被害者だけでなく、自分や周りの人など、たくさんの人々につらい思いをさせてしまうものなのです。

 

もしも「トラックドライバーは、ただ運転するだけの楽な仕事だ」と思い込んでしまっているトラック運転手の方が居たら、このことを是非知っていただきたく思います。これから運送業に就こうと思っている方にも、覚えておいていただきたい内容です。