月別アーカイブ: 2018年2月

日本平PA(下り)とトラックと物流

日本平PA(下り)について

【日本平PA下りの地理的特徴】

日本平PA下り(名古屋方面)は、静岡県静岡市駿河区の東名高速道路上にあるPA(パーキングエリア)です。

駐車場には大型24台、小型114台(大型との兼用を含む)、障がい者用駐車場小型3台

を駐車することができます。

トイレは男性用大10個、男性用小19個、女性用35個、障がい者用トイレは2個となっています。

【日本平PA下りの特徴について】

富士山と『日本平』と書かれた大きな時計台がお迎えしてくれる日本平PA下り。

日本平PA下り内にある店舗はコンビニエンスストアの『ミニストップ』、お土産が買える『ショッピングコーナー』に加えて、フードコート『するが食堂』の3店舗。

この『するが食堂』、駿河湾のしらす重、清水港水揚げのまぐろを使った海鮮丼などの静岡のご当地メニューをはじめ、がっつりボリューム満点メニューや野菜炒め定食などのヘルシーメニューまで幅広いラインナップ。特にがっつり系ではないメニューでも量が多めだそうで、また料金プラスでセットメニューの味噌汁を豚汁に変更できたり、ドリンクバーが付けられたり、職業ドライバーでお腹いっぱい食べたい方には嬉しい食堂です。

【2000年以上の歴史を誇る、静岡浅間神社】

静岡浅間神社は、静岡市内中心部に鎮座する駿河を代表する大社です。2000年以上の歴史を重ねていることもさることながら、徳川家康が元服式を執り行った神社としても有名で、今川家や徳川家に庇護や崇敬を受けてきた駿河国総社です。江戸時代に徳川幕府の直営工事で60年かけて造営された総漆塗り極彩色の豪壮華麗な社殿群は、すべて国の重要文化財に指定されており、その数は26棟にも及びます。そのうち境内にある7つの神社をまわると萬願成就できると言われている『七社参り』も有名です。また神社の後ろに控える賎機山(しずはたやま)には古墳もあるそうで、古から特別な場所だったようです。

静岡浅間神社では現在「20年かけての化粧直し」と銘打って重要文化財の社殿26棟の漆塗り工事を実施中。綺麗になった社殿と歴史ある社殿の両方を拝めるのは今だけ!近くにお出かけの際は静岡有数のパワースポット、静岡浅間神社を訪れてみて下さい。

トラックと物流

【トラックの車内を快適にするオプション装備!~最近流行のオプションや定番のオプション、装備短・中距離運転と長距離運転であると便利なオプション装備~】

トラックの車内外にある標準装備に加えて、長い間車内にいるトラック運転手の快適性をアップしてくれるのがオプション装備です。ここ最近の装備は昔に比べて格段に向上しており、長時間運転を長年続けることも可能にしてくれるありがたくも心強い存在です。

いくつか紹介してみます。

・エアサスシート

エアサスシートは座席のサスペンションがバネのシートより振動が伝わりにくく長時間運転しても疲れにくい。長距離運転手にとっては必須ともいえる装備。

・遮光カーテン

遮光カーテンは運転席全体を覆うことができるため、外からの視線や日差しを気にすることなく座席や後ろのベッドで休息や睡眠をとることができる。

・ナビ(ナビゲーションシステム)

もはや普通車にもほぼ普及したといえる装備。GPS機能で現在の地点を表示し、道案内をしてくれるシステム。短距離・中距離運転手は、配送先が様々かつ細々と指定されているのでこの装備があるとないとでは配送時間が格段に違ってくる、必須装備。

・バックアイカメラとバックモニター。

後退時に後方が見にくくなったり死角になることが多いトラックの不便を解消してくれる。最近では普通車にも普及しつつあるが、バックアイカメラ・バックモニターがあることで事故防止の観点からも最近はほとんどのトラックにつける定番装備。

・ドライブレコーダー

これも普通車にも普及しつつある装備。万が一の事故の時も証拠画像が残ることと、記録が残ることから安全運転、事故抑制にもつながり、オプション装備の定番となっている。

・蓄冷式クーラー

エンジンを切っても8時間ほどはエアコンが使えるようにする装備。荷下ろし時にアイドリングストップしていてもクーラーが使えるほか、車内での睡眠時にエンジンを切ってもエアコンが使えるので静かに休息でき、夏場はとても快適。アイドリングストップは現代の運送会社に与えられている使命なので、この装備の存在は運送業では必須で、最近増えておりオプション装備の定番となりつつある。

・ベバストヒーター

ベバストヒーターはドイツのベバスト社が販売する商品で、蓄冷式クーラー同様にアイドリングストップしていても使用可能なヒーター。走行中に充電するため、停車して仮眠する際になどに暖かい毛布で寝ることができる。価格はやや高めてではあるものの後付けでの装備も可能で、寒冷地へ行く長距離運転の場合には非常に重宝。

・充電式電気毛布

走行中に充電し、アイドリングストップ時に使える暖かい装備。ベバストヒーターより安価なので冬場の仮眠時の長距離運転手にとっては定番となっている。毛布としての機能だけでなく出力を上げるとキャブ内の室温を快適に保つ効果がある商品もある。

・テレビ・ラジオ等娯楽機器

何時間も運転するトラック運転手に欠かせないのが、テレビやラジオなどの娯楽品。ラジオは標準装備でついていることも多いが、テレビはまだまだオプション装備に含まれる。最近ではバックアイモニターにワンセグテレビも映せるようになっていることが多い。ただ、運転中の視聴は危険運転にもつながるとして運送会社によってはテレビの装着を禁止している場合もある。

いかがでしょうか。オプション装備はトラックを製造する段階で組まれる『メーカーオプション』とディーラーにトラックが到着してから組み付ける『ディーラーオプション』があります。メーカーオプションは基本的には後付けできませんが、ディーラーオプションは後付けが可能である場合があります(例外として、手間はかかりますがメーカーオプションも後付けが可能な場合があります)。そのためオプション装備は個人で購入することはほとんどなく、運送会社やトラックを使う会社がトラック購入時にオプション付きにすることがほとんどです。

身体面だけでなく、精神面でもトラック運転手のストレスを軽減してくれるオプション装備。運送会社を選ぶ際の福利厚生の一面として観察してみるのもよいでしょう。