パスカル清見(道の駅)とトラックと物流

パスカル清見の地理的特徴

 

パスカル清見は、岐阜県高山市清見町の国道257号せせらぎ街道の通り沿いにある道の駅です。

駐車場には大型10台、小型120台、障がい者用駐車場小型2台を駐車することができます。

トイレは男性用19個、女性用14個、障がい者用トイレは2個となっています。

 

パスカル清見の特徴について

 

岐阜県高山市清見町から、岐阜県郡上市八幡町に至るせせらぎ街道沿いにあるパスカル清見。

パスカル清見の施設は休憩施設である『道の駅』と、オリジナルドレッシングやケチャップ・ソースなどのお土産を扱っている売店、旬の野菜や飛騨牛を使った飛騨の味が楽しめるレストランなどがあります。

 

道の駅だけじゃない!『ふるさと公園パスカル清見』に併設のオートキャンプ場や周辺施設。

ふるさと公園パスカル清見にはキャンプ場が併設されています。駐車スペースとテントサイトがセットになったオートサイト22区画とバンガロー1棟があり、共有でのトイレ、シャワーブース、AC電源、洗濯機、炊事場なども設けています。

真夏でも涼しい清流の馬瀬川のほとりにあり、夏には川遊びや、入漁料を払えば釣りも楽しめます。また秋には周辺遊歩道の美しい紅葉が楽しめます。

また、旧大原小学校を改装した宿泊施設『おっぱら自然体験センター』では『自然体験イベント・山里体験プログラム』という自然や山里の暮らしを体験できるイベントを開催しています。

さらに少し足を延ばせば、ラベンダー園やカタクリ群生地、おおくら滝遊歩道など見どころがいっぱい!標高810mにある高原での癒しのひとときを味わってみて下さい。

トラックと物流

実現すれば、人手不足緩和に?ダブル連結トラックとは

国土交通省は2016年から、深刻な運転手不足が進行するトラック輸送の対策のため『ダブル連結トラック』の特車通行許可基準(車両長)を最大25mまで緩和する実験を、新東名を中心とするフィールドで実施しています。ダブル連結トラックとは、トラック2台分の輸送量を1台で運べるフルトレーラー(トラックの荷台の後ろに、さらに1両分の荷台を接続する構造)です。アメリカの映像などでたまに目にする、貨物列車ばりの大型輸送トラックですね。現行の国の規定では、トレーラーなどの連結車の全長の許可基準は最大21メートルまで。それを25メートルまで緩和する方針を打ち立てたわけです。

この背景には慢性的なトラック運転手の人手不足があります。総務省の資料によると、トラック業界では30代未満の若手運転手が減りつつある一方、50代以上の運転手が増加傾向にあり、このまま高齢化が進展すれば、将来、さらに運転手不足が深刻化する可能性があります。一方インターネットショッピングの拡大により近年物流量は増加の一途をたどっており、ますます人手不足の傾向が強まっています。この不均衡を解消するためにも一人でより多くの荷物を運べるダブル連結トラックの導入のため、『ダブル連結トラック実験協議会』が実験を繰り返し行っています。

【日本への導入はなるか?ダブル連結トラックのメリット・デメリット】

『ダブル連結トラック実験協議会』は2017年11月、21メートルダブル連結トラックの実験の中間報告を発表しました。それによるメリットとデメリットは以下のようになります。

 

メリット

・運転手の約5割削減(省人化)

・CO₂排出量の約5割削減

デメリット

・交通流への影響(交差点の通過時間や後続車の速度低下など)

・PAなどでの停車場所確保問題

 

なお、走行中の安全性や、道路構造等への影響はほぼ問題ないとの発表がなされています。

 

ダブル連結トラックが導入されれば確かに人手不足解消や環境改善にはつながるでしょうが、日本の道路はアップダウンが多く狭いなどのインフラ面の問題や、ダブル連結トラックの運転には大型免許に加え、けん引免許も必要となるため、人材が確保できるかという問題など、まだまだ本格導入までには乗り越えなければならない問題があります。

国土交通省では自動運転・隊列走行との併用も見据えつつ、ダブル連結トラックによる省人化の効果、安全性等を検証した上で、平成30年度以降の本格導入を目指しています。