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道の駅 伊勢志摩

【道の駅伊勢志摩の地理的特徴】

道の駅伊勢志摩は、三重県志摩市磯部町の国道167号線から脇道に入り車で約1分にある道の駅です。

駐車場には大型車両2台、普通・小型車両25台、障がい者用車両1台を駐車することができます。

 

【道の駅伊勢志摩の特徴について】

道の駅伊勢志摩のある三重県志摩市磯部町は志摩半島一帯が指定されている伊勢志摩国立公園のちょうど中央あたりに位置しており、志摩半島各地に広がる観光地へのアクセスも良好です。国道167号線の脇道の坂道を上がっていくと、スペイン風テラコッタタイルの屋根が特徴的な道の駅伊勢志摩が見えてきます。情報コーナーのある道の駅と、『伊勢志摩物産館ささゆりの郷』の2つの建物が隣接しています。

道の駅情報コーナーには各観光地のパンフレットに加えインターネットを利用した観光情報発信機器も設置されており、志摩地域の観光情報をチェックすることができます。

物産館ささゆりの郷にはお土産コーナーとレストラン『道』があり、ランチやティータイム、ショッピングが楽しめます。伊勢茶を使った『伊勢茶たると』、伊勢えびせんべいなどのお菓子類から、あおさや干物、各種佃煮などの海の幸、珍味類も豊富に取り揃えられています。また、伊勢志摩地方のお土産と言えばコレ!真珠のアクセサリーを取り扱っているコーナーもあります。

レストラン『道』のメニューも伊勢うどんやてこね寿司など郷土色豊か。5種類の新鮮な海の幸がたっぷり入った『海鮮丼』や、ご飯に伊勢うどん松阪牛入りのメンチかつに刺身がついたバラエティー豊かな数量限定『伊勢志摩御膳』などが人気メニュー。また、期間・数量限定の『かきめし膳』は、鳥羽産のカキを使用したカキフライとカキの釜めしが味わえる、11~3月のみのお楽しみメニューです。

道の駅の隣の敷地には、約6,000㎡のなだらかな斜面に7種類の芝桜が植えられた志摩市観光農園『芝桜公園』があり、4月上旬~中旬には赤、白、ピンク、ブルーなどの美しい芝桜のじゅうたんを入園料100円(中学生以下は無料)で観覧できます。

ただ、敷地内に場外勝馬投票券発売所『名古屋けいばサンアール磯部場外発売所』があるので、大きなレースのある週末は駐車場が混雑するとの情報もあり、注意が必要です。

【美しいリアス式海岸を一望!ヘリコプター遊覧『天空の旅』】

道の駅伊勢志摩から車で約20分の距離に『日本ヘリシス株式会社 伊勢志摩営業所』があります。ここでは志摩地方を空から巡る“ヘリコプタークルージング”を行っています。6つのコース(約3分~18分)があり、料金は1人6,000円~36,000と少々お高めですが、澄み渡った綺麗なコバルトブルーの海に伊勢志摩国立公園の緑の島々が浮かぶ幻想的な光景が一望のもとに広がります。

テーマパークに水族館、景勝地に海水浴場と、観光地に事欠かない伊勢志摩地方。各観光地を巡るのも楽しいものですが、特別な旅の記念にはこんなロマンチックな空の旅もいかがでしょうか?(要予約、2名様より運行、2019年5/13~7/31まで一時運休)

 

トラックと物流

【日本における物流の歴史 ~旧石器時代から現代まで~】

日本での物流の原点は、旧石器時代、特定の地域でしか産出しなかった黒曜石やヒスイなどの交易が始まりとされています。

国を挙げての物流が行われるようになったのは、海運が紀元前200年ごろからで、遣隋使のために荒海を渡るための手段として造船・操船技術等が向上しました。

一方陸運は大化の改新以後、律令制度の導入・制定により税制が定められ、中央に税を納める必要ができたためで、税を都に運ぶ官道・駅家が整備され、納税者から選ばれた運脚が税を運びました。

経済面では農業の発展とともに物資の輸送が活発になり、鎌倉時代には現在の問屋の原点となった『問』、室町時代には運送業を担う職業『馬借』『車借』といった職業も見られるようになりました。

蝦夷・琉球や海外との交易が盛んになってきたのも平安後期からで、平忠盛・清盛父子により行われた日宋貿易などは摂津国福原に大輪田泊の港(現在の神戸港の一部)を整備する大掛かりなものでした。

また、長い歴史の中で内・外の戦の軍事拠点や軍事物資の輸送のための道路や拠点の整備が必要になっていきました。

江戸時代になると長崎、対馬、薩摩、松前の4地点に限った海外交易や、廻船業や五街道の整備などにより国内物流もますます活発になり、100万都市であった江戸の街を支え、また各都市を結ぶ物流インフラも整えられていきました。

幕末になると寄港地としての開港や海外貿易を前提とした開港が相次ぎ、明治期から第2次世界大戦までの生糸の輸出などによる対外貿易を支え、外貨獲得に貢献しました。

このように古くから“物を運ぶ”経済活動は行われてきましたが、『物流』という概念が本格的に取り入れられたのは高度経済成長期に入った1960年代半ば頃からで、急激な物流量の増大に伴い、物流インフラの近代化が喫緊の課題となり、高速道路の建設計画や港湾整備、空輸の整備を急ピッチで進めました。また企業の間でも『物流』の意識が徐々に広がり、物流拠点が各地に建設され物流5大機能と言われる『輸送』、『保管』、『荷役』、『包装』、『流通加工』が整えられていきました。

高度経済成長期以降、日本経済は順調に発展し、それに伴い物流量も右肩上がりに増大しました。しかしバブル崩壊後の物流量は横ばい傾向で、また高齢化社会になり、以前のような経済発展は望めないと思われていました。ですがインターネットの普及による通販業の物流増加に加えて、トラックドライバー不足からますます物流業界では以前と同じトラック輸送だけでは追いつけない現状があります。それに伴いドローンなどの新しい輸送方法の模索、実証実験が官民一体で進められています。