【道の駅明宝の地理的特徴】
道の駅明宝は、岐阜県郡上市明宝の国道472号線(通称“飛騨美濃せせらぎ街道”)沿いにある道の駅です。
駐車場には大型車両4台、小型車両120台、障がい者用車両2台を駐車することができます。
トイレは男性用大5個・小11個、女性用12個、障がい者用トイレは1個となっています。
【道の駅明宝の特徴について】
せせらぎ街道とは、郡上八幡と飛騨高山を結ぶ街道。そのほぼ中ほどに位置している道の駅明宝。
隣接する『磨墨の里公園』の磨墨(するすみ)とは、1184年宇治川の戦いで活躍した梶原景季の愛馬。ここ明宝の地で生まれた歴史に名を残す名馬です。そのため道の駅明宝を訪れるとドーンとそびえる磨墨の銅像がお出迎え。
道の駅明宝は2000年『全国道の駅グランプリ2000』優秀賞受賞、2018年『じゃらん道の駅満足度ランキング2018』 東海地区2位に入賞した、平日でも人出の絶えない道の駅で、施設内には『道の駅明宝』、『磨墨の里公園物産館』、無料休憩所『磨墨庵』に加えて、『喫茶明宝』『Patisserie franc』『和食処 おかみさん』『めいほうミート』『onigiri barおに助』『明宝らうめん西来』『げん喜』『咲(さき)』などのテナントがあります。
物産館では、生の豚モモ肉をほぼ手作業で丁寧に仕上げる地元の名産品『明宝ハム』や全国の有名百貨店でも取り扱うほどの人気商品『明宝トマトケチャップ』をはじめとする、明宝や周辺のお土産品がズラリと集合!2017年1月からは地元の新鮮野菜やクラフト品を販売する『めいほう新鮮市』と合併し、広く見やすい売り場にリニューアルしました。
『喫茶明宝』は『県産品愛用推進宣言』をしている喫茶店。TV番組で取り上げられたこともある『明宝ハムカツセット』(1070円)や『めいほう鶏ちゃん定食』(970円)などのメインメニューはもちろん、定食類についてくる味噌汁の味噌や豆腐まで地元産にこだわって使用。地元の味が一堂に会しています。
『Patisserie franc』は洋菓子店。桃を贅沢にもまるごと一個使用した『まるごともも』など地元産の旬のフルーツを使ったデザートに加え、ケーキのオーダーも受け付けており、好きなキャラクターや似顔絵などのオリジナルのケーキが作ってもらえます。
地元のお母さんたちが営むお店『和食処おかみさん』。席数が限られている、こぢんまりとしたお店ですが、かなりの人気店です。その理由は豊富なメニューと行き届いたサービス。オススメの日替り弁当(830円)は、ご飯が五穀米と白米から選べ、汁物も味噌汁と明宝寒水地区の郷土食であるピリ辛の『つぎ汁』と選べ、ご飯と汁物はおかわり自由と、お母さんたちの愛情と郷土の温かさがたっぷり。
明宝ハムでおなじみ『明宝特産物加工㈱』の直営店『めいほうミート』では、さまざまな肉製品が売られていますが、中でも常に行列ができている人気商品がテイクアウトコーナーの『明宝フランク』。これを食べたらもう他のフランクフルトが食べられなくなるほど、雑味のない味と肉汁がたまらない逸品です。
『onigiri barおに助』はおにぎり専門店。男性の握りこぶしほどの大きなおにぎりを、注文を受けてから握ってくれます。鮭や昆布といった定番のおにぎりはもちろん、明宝ハムの天ぷらが具の『明宝ハム天』、『鶏ちゃん天』などここでしか食べられないオリジナルおにぎりも。セットメニューもあり、店内での飲食も可能ですが、席数が少ないのでテイクアウトして車内でゆっくり味わうのもアリです。
中華料理の『明宝らうめん西来』はこだわり細麺とあっさりスープと自家製チャーシューが自慢のらうめん店。イチオシは『とんこつラーメン』白濁とんこつなのにとってもあっさり味で女性や高齢者にも優しい味わいのスープ。自家製チャーシューが厚めなのがまた嬉しい。
『げん喜』は地元民に愛される明宝の焼肉屋さん『焼肉屋げんちゃん』の直営店。テイクアウトでげんちゃん鶏ちゃん(塩ダレ)、めいほう鶏ちゃん(郡上みそベース)、手作りからあげなどを販売。テイクアウトで手軽に鶏ちゃんを食べられるとはさすが本場です。明宝ジェラート製のソフトジェラートも販売。飛騨牛乳100%の濃厚ながらも後味さっぱりの本格ジェラートです。
みたらし・五平餅の『咲』は、テイクアウト専門の軽食屋台。みたらしや五平餅をはじめ、牛串、片手で食べられるよう棒状になっている『飛騨牛カレーパン』など、食べ歩きやおやつにピッタリなグルメの数々がラインナップ。
無料休憩所『磨墨庵』には囲炉裏があり、その火は約800年燃え続けている『千葉家の囲炉裏』から分火されたもの。その貴重な火でその日にさばいた新鮮なイワナやアマゴを塩焼き(350円)にして提供しています。また、磨墨庵から望む清流吉田川のエメラルドグリーンを背景にした公園の眺望は街道随一のビュースポット。清流に育まれた川魚を味わいながら、四季折々の美しい風景を堪能できます。
トラックと物流
【運送事業でのホワイト経営の“見える化” 『運転者職場環境良好度認証制度』】
トラックのみならず、バスやタクシーも含めた自動車運送事業では運転手の人手不足と高齢化が深刻な状況にあります。この状況を好転させるためには、運転手の労働条件や労働環境を改善するとともに、新たな人材の確保と育成が必要です。
そのためには自動車運送事業者の努力が欠かせないわけですが、せっかくホワイトな経営をしている会社であっても、これから運転手になろう、という求職者にとって、この努力が見えにくい、分かりにくいのが現状です。
働き方改革の一環として、国土交通省では『ホワイト経営の見える化検討会』と称する検討会を3回にわたって行い、報告書を2019年6月に公表しました。
https://www.mlit.go.jp/common/001294859.pdf
報告書によると、働き方改革に取り組む事業者を認証する『運転者職場環境良好度認証制度』を開始するため、これら認定を行う実施団体を2019年7月24日まで公募し、選定された中立的な民間団体が2019年度内を目標に認定を開始します。
認証基準は
①必須項目はすべてを満たすこと
②加点項目の合計点数が基準点を満たすこと
となっています。認定段階は1つ星、2つ星、3つ星の3段階で、業種によって加点項目の基準点は異なりますが、トラックの場合の基準点は
1つ星…53点以上(必須項目数22・加点項目数61)
2つ星…76点以上(必須項目数24・加点項目数59)
3つ星…53点以上(必須項目数32・加点項目数51)
です。
http://www.mlit.go.jp/common/001294909.pdf
この制度によって、トラック運転手の求職者にとっては、働きやすい職場であるかどうかの判断基準となり、自動車運送事業者にとっては改善努力が目に見える形で社会に示されることとなります。