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道の駅 賤母

【道の駅賤母の地理的特徴】

道の駅賤母は、岐阜県中津川市の国道19号線沿い(国道256号も重複区間)にある道の駅です。

駐車場には大型車両12台、小型車両46台、障がい者用車両2台を駐車することができます。

トイレは男性用大2個・小4個、女性用9個、多目的トイレは1個となっています。

 

【道の駅賤母の特徴について】

道の駅賤母のある旧山口村は2005(平成17)年までは長野県木曽郡でしたが、山口村の中津川市への越県編入合併により長野県から岐阜県になりました。今でも道の駅の裏手にある木曽川の向こうは長野県。まさに木曽路への玄関口にある道の駅です。道の駅賤母は中山道の宿場町である馬籠宿や妻籠宿から近くにあることと、木曽路への玄関口であることから、宿場町をイメージした横並びの古い町並み風の造りになっています。

道の駅内には情報施設やトイレの他に、物産館、レストラン、石窯ピザのお店、燻製品の屋台販売、美術館などがあります。

物産館では美濃、木曽で採れる新鮮な地元野菜や、道の駅近くにある自社工場『おふくろ工房』で生産している『杵つき大福餅』や、米粉を蒸して作る美濃地方の素朴なお菓子『からすみ』、『地元産そば粉のそばまんじゅう』や、系列飲食店『木曽ごへー本舗』の『ごへーもち』などの数々の美味しいお土産に加えて、中津川市内の地酒や長野県塩尻産のワインや地ビールといった酒類も各種取り揃えており、特に木曽地方の地酒はここに来ればほとんどが入手可能。他にも木曽ヒノキの加工品や木曽伝統の胃腸薬『百草丸』といった美濃・木曽地方の名産品が一堂に集結!また、晩夏から初秋にかけて約1ヶ月間、土日のみ入荷の期間限定で、あまりのおいしさから地元でほぼ消費されてしまう開田高原産のトウモロコシも販売しており、これだけを目当てに毎年訪れるという方もいるほど。見かけたらラッキー!即買い必至なレアトウモロコシです。

レストランでは不動の一番人気『ごへーもち定食』や、その昔貧しい農家が貴重な米に里芋を混ぜて作った郷土食『いもやこもち』の定食、駒ケ根市名物の『ソースカツ丼』まで、この地方の郷土食がラインナップ。

『石がまピザアスカ亭道の駅賤母店』は屋台販売ながら、薪で焚く本格石窯を構えており、オーダーを受けてから生地を伸ばして焼く熱々ピザはパリパリ、サクサク!

『燻製工房 源』は岐阜県恵那市岩村町にある『燻製工房 源 gen』の出張屋台販売。鮭の燻製、チーズの燻製などの燻製品がもうもうと上がる煙の中で焼かれており、食欲をそそる香りが辺りを漂います。

他にも土日祝限定の屋台で生から焼き上げる手作りフランクフルトを販売するお店などもあり、買い食い天国状態だそう。

『東山魁夷心の旅路館』は道の駅内にある美術館。近代日本画壇を代表する風景画家である故東山魁夷氏から寄贈された版画作品約500点を収蔵・展示、また氏が知人に宛てた手紙の展示などもされています。木曽地方を旅したことで雄大な自然から感銘を受けて風景画家を志した経緯がメッセージとともに遺されています。

買う・食べる・観るが全てそろった道の駅、賤母。お近くへお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

 

 

トラックと物流

【国土交通省、トラックの『5台割れ』対策を強化へ】

運送業者として新規参入する際には最低5台のトラックを保有していないと許可が下りないのですが、国土交通省は保有台数5台を維持できていない、いわゆる『5台割れ』を起こしている事業者などを対象に認可制にハードルを引き上げると発表、2019年11月1日からこの基準が施行されます。

いままでは新規参入の際に保有台数5台を申請すれば事業許可され、その上事業許可さえもらってしまえば事前申請すれば減車申請は即日有効だったために実質5台割れしていても運送業者として営業できてしまうという抜け道だらけの基準で、物流業界の健全化には程遠い状態でした。

今回の改正で届出制から認可制に厳格化され、また、違反業者には許可の欠格期間をこれまでの2年間から5年間に引き伸ばされるほか、親会社などの密接関係者が5年以内に許可の取り消しを受けている場合も対象として追加されるので、違反業者は子会社やグループ企業を使っての『処分逃れ』営業もできなくなり、悪徳事業者の排除が強化されます。

さらに許可の審査において、申請前の行政処分歴の確認期間などを延長することで、参入時のチェックも強化されます。

このほかにも業者の遵守義務事項も明確化し、保有車両を収容し適切な点検・整備が行える広さの車庫の保有、十分な賠償支払い能力、健康保険・厚生年金保険料の納付なども定めました。

この基準強化により、悪徳運送業者は排除されより良い運送業のみ生き残れるようになれば、トラック運転手にとっての『ホワイト物流』がまた一歩進むことになりそうです。