道の駅 ラステンほらど

【道の駅ラステンほらどの地理的特徴】

道の駅ラステンほらどは、岐阜県関市洞戸の国道256号沿いにある道の駅です。駐車場には大型車両10台、小型車両54台、障がい者用車両2台を駐車することができます。
トイレは男性用9個、女性用8個、障がい者用トイレは1個となっています。

【道の駅ラステンほらどの特徴について】

岐阜県関市は美しい湧水が有名で、行列ができる世界品質の名水から、知る人ぞ知る秘境の名水まで市内各所に水汲み場や湧水が点在しています。
また、道の駅ラステンほらどのある洞戸地区はキウイフルーツの特産地。道の駅を訪れるとキウイフルーツのモニュメントに出迎えられます。道の駅内にも特産のキウイフルーツを使ったお土産やスイーツがあります。
中でもオススメなのがキウイフルーツのシャーベット。爽やかな酸味とタネの粒々食感がクセになる逸品で、わざわざこれを食べるためだけに道の駅を訪れる人もいるほど。キウイフルーツを薄切りにして煎餅に入れた『キウイ煎餅』や『キウイワイン』、『キウイジャム』などの加工品はもちろん、11月下旬から2月頃の旬の時期には生のキウイフルーツが販売されるとの事。キウイフルーツはある程度保存がきくので、お土産にももってこい。
道の駅内のレストランではこの地ならではのメニューが並びます。駅名を冠した『ラステン定食』は1,000円で天ぷら、そば、煮物、漬物、サラダが付いたお得なメニュー。また、清流で育まれた美味しい鮎を使ったメニューも人気で、鮎釜めしは火のついたお釜で炊くため20~30分はかかりますが、鮎の味が染みたご飯が目の前で炊けていく贅沢な時間を味わえます。鮎の甘露煮が乗った鮎丼などもありますので、もちろんあまり時間に余裕のない方でも鮎料理を堪能できます。
『ラステン』とは休憩、または自然に囲まれた安らぎの空間を表すドイツ語。規模は比較的小さいながらも休憩にピッタリの道の駅ラステンほらど。周辺観光に、ドライブに、もちろん目的地の一つとしても。お近くにお寄り際はぜひお立ち寄りください。

 

【『根道神社の池(通称:モネの池)』】

道の駅ラステンほらどから車で約14分の距離に『根道神社の池』(通称:モネの池)があります。
ここはもともと山の中にある小さな神社『根道神社』の名もなき貯水池だったのですが、SNSの口コミから有名になり、TV放映や新聞・雑誌など多くのマスコミに取り上げられています。
この池は意図して造られたものではなく、近くで花苗の生産販売をする『フラワーパーク板取』の経営者の方が除草してスイレンやコウホネを植えたところに、飼えなくなった鯉が持ち込まれたためにできた偶然の産物です。常に澄んだ湧水があり、時間や季節によって変化する美しい水色と優雅に泳ぐ魚たちの光景は、まるで画家のモネが描いた代表作『睡蓮』シリーズの絵画のように幻想的との事から通称“モネの池”と呼ばれるようになりました。
ただし、本来観光地ではなく、駐車場が少ないため、休日には満車状態になることが多く、池の大きさもテニスコートほどの大きさ。近年は観光客の増加による土砂の流入や鯉のエサやりなどから水が濁ってしまうなどの事態も発生しており、地元住民を中心とした有志や自治会が水の入れ替えや環境整備をするなど保全に取り組んでいます。
訪れる際は節度を守ってこの美しい光景を見守りたいものです。

 

トラックと物流

【さまざまな物流の拠点。トラックターミナルについて】

トラックターミナルとは、多種多様な貨物を積載し幹線を運行する大型トラックと、集荷・配達を行う中型・小型トラックとの間の貨物の積み換えを行う物流拠点です。その役割は大きく分けて2つ。トラックによって運びこまれた荷物を地域ごとに仕分けしたり、小口配送をまとめて大口のロット配送にしたりするなど“荷物取り扱い場”としての役割と、荷物の一時保管や荷物の包装などの加工を行い、商品としての体裁を整えるなどの手配をする“配送センター”としての役割です。
大手の運送会社は自社のトラックターミナルを持っていますが、中小の運送会社は自社のトラックターミナルまでは持っておらず、これらの荷捌きのため、また物流の効率化を図るために官主導でトラックターミナルが設置されるようになりました。これらは『公共トラックターミナル』と呼ばれ、経営は官民共同出資の形をとった第三セクターが多いです。現在公共トラックターミナルは全国に22か所。
これらのトラックターミナルは『全国トラックターミナル協会』に所属しています。

http://www.zentakyo.jp/network/
『全国トラックターミナル協会』はトラックターミナル事業の健全な発展と公共的使命の遂行に努めるとともに、会員相互の連携及び理解を深めることを目的として設立された、全国の一般トラックターミナル事業者による任意団体です。各運送事業者の拠点が集約することで、より大きな公共的役割を果たしており、環境面にも優しいということで『グリーン物流パートナーシップ』の会員企業になっています。