日別アーカイブ: 2019年12月6日

道の駅 白川郷

【道の駅白川郷の地理的特徴】

道の駅白川郷は、岐阜県大野郡白川村の国道156号沿いにある道の駅です。

駐車場には大型車両4台、小型車両46台、障がい者用車両3台を駐車することができます。

第二駐車場もあり、小型車両115台を駐車することができます。

トイレは男性用大3個、小6個、女性用6個、障がい者用トイレは1個となっています。

 

【道の駅白川郷の特徴について】

1995年に富山県の五箇山地区とともに『白川郷・五箇山の合掌造り集落』としてユネスコの世界遺産に登録された『白川郷』。白川村はその白川郷の一部であり、道の駅白川郷も茅葺き屋根の外観が特徴的な、合掌造りをイメージした造りになっています。

道の駅施設内にはトイレや周辺の人気観光スポット情報が手に入る情報・休憩施設に加えて、お土産処、お食事処『みんじゃ』、屋台店がある『かすみ草広場』、『合掌ミュージアム』があります。

お土産処では白川郷の大自然とおいしい水で育った地元農家の産直野菜や銘菓、地酒や地元農家の方が種から手作りした漬物など、白川郷の名産品でいっぱい!中でも白川村在来種のそばの実を石臼引きしたそば粉で作る『そばパウンド』はそば独特の香り高い焼き菓子。また毎年十月に行われる白川郷のお祭り『どぶろく祭り』にちなんだにごり酒も数種類取り揃えています。

お食事処『みんじゃ』の“みんじゃ”とは水屋=台所のことを指すこの地方の言葉。白川郷コシヒカリの米粉を使った豚骨味噌味のラーメン『昇竜らーめん』『白山周遊満喫らーめん』や、熊肉を味噌で煮込み、白川郷のお母さんの味付けで仕上げた『熊汁』などの熊肉を使ったメニューに加えて、かやの木の実を生地に混ぜ、かやの実煎餅がついてくる道の駅限定『かやの実ソフトクリーム』(春~秋限定)などのサイドメニューまで、白川郷の美味しいものが集結。まさに白川郷の台所的存在のお食事処です。

『かすみ草広場』には3店舗の屋台店があります。『Grandma(グランマ)』はバーガーと五平餅のお店。白川郷産コシヒカリの五平餅や特製オリジナルバーガーを地元グランマがメイド服にておもてなし。カツサンドやホットドッグが美味しい『smile』のイチオシは『飛騨旨豚ジューシーカツサンド』。脂身が少ない『飛騨旨豚』の和風カツサンドは1つ1つ地元食材にとことんこだわった絶品。『焼きとうもろこしの店』は5月~11月の期間限定店。白川郷の農家の方が育てた朝採れとうもろこしを焼いており、あたりに芳ばしい香りが立ち込めています。

『合掌ミュージアム』は本物の合掌造り家屋(旧手塚家)を移築し、実際の民家を半分解体し展示用にしてあり、屋根の骨組みや茅葺き作業など、建築過程を分かりやすく展示・解説している施設。展示用民家の中へ実際に入ることも可能ですが、何ともありがたいことに入館料は無料。豪雪地帯に暮らす人々の知恵と工夫を結集した合掌造りの全てを原寸大で体感できます。

合掌造りの集落白川郷荻町地区まで車で約5分の距離にある道の駅白川郷。

特別豪雪地帯で暮らす人々の昔ながらの暮らしや伝統の味を体感できる道の駅となっています。

 

【合掌造りの集落を一望できる!荻町城跡展望台】

道の駅白川郷から車で約5分の距離に『荻町城跡展望台』があります。荻町城跡は中世の山城ですが、台地西北部は断崖絶壁になっており、眼下にひろがる荻町合掌造り集落が一望できる眺望スポット。春は新緑、秋は紅葉と一年を通して変化する周囲の山々に囲まれた集落の素敵な景色が満喫できます。特に白銀の世界が広がる1~2月の夜間ライトアップ時は幻想的で一見の価値アリ!

無料駐車場がありますがトップシーズンはかなり混雑するため、シャトルバスを利用する方が無難です。

 

トラックと物流

【冬季に増える車輪脱落事故を防げ!国交省や関係団体が啓発】

国土交通省は2019年11月15日、8t以上のトラックや乗客定員30人以上のバスなど大型車の車輪脱落事故が急増していることを受け、関係団体各所に事故防止に向けた緊急対策を呼びかけました。

2016年度の大型自動車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故は、前年度に前年度と比べて15件多い56件が発生(うち人身事故は3件)で、前年度に比べ15件増加しています。特に11月~3月に36件も発生しており、大型自動車の車輪脱落事故は冬期に発生する傾向があることから、冬が本格化してくるこの時期に全日本トラック協会や日本自動車工業会、日本バス協会など関係団体に大型自動車等の車輪脱落を防ぐため整備の強化を要請しました。

その内容は以下の4項目。

 

  1. 規定のトルクでの確実な締め付け
  2. タイヤ交換後、50~100km走行後の増し締め
  3. 日常(運行前)点検での確認
  4. 専用ボルト及びナットの使用

 

これを受けて全日本トラック協会では車輪脱落事故の発生状況等のデータとともに、車輪脱落を防ぐための具体的な対策を記したリーフレットを作成し、会員事業者に向けて配布しました。日常点検及び定期点検の確実な実施に努めるとともに車輪脱落事故防止の徹底を要請しています。リーフレットでは、ユーザー自らがタイヤ交換を行う際には特に左後輪に注意するよう指摘。新しい大型トラックには新ISO方式の右ねじが採用されていることを強調し、JIS方式と新JIS方式でのホイール・ボルト、ホイール・ナットの種類と相違点などを図版により詳細に説明しています。

また、日本自動車工業会においても『落ちない車輪キャンペーン』を展開。大型車の車輪脱落ゼロを啓発するリーフレットと、車両に貼付する日常点検強化をアピールするステッカーを作製し、タイヤ交換作業時の注意点や交換後の増し締めや日常点検などの重要性を注意喚起しています。

日頃の点検にも増して注意が必要となるこれからの時期に向けて、国交省と関係団体から事故防止のための啓発が行われました。