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古今伝授の里やまと

【道の駅 古今伝授の里やまとの地理的特徴】

「古今伝授の里 やまと」は、岐阜県郡上市大和町にある道の駅です。国道156号線から「ひるがの高原」方面に抜ける県道317号線(通称やまびこロード)に300m程入った場所にあります。やまびこロード東海北陸自動車道が渋滞している時など、抜け道として利用するドライバーも多く、のどかな山間部を走る眺めの良い道路です。

そんなやまびこロード沿いに位置する「古今伝授の里 やまと」の駐車場には普通車250台(身障者用5台) 大型車8台を駐車することができます。トイレは男性用10個、女性用16個、身障者用1個(スロープ有り)となっています。

 

 

【道の駅 古今伝授の里やまとの特徴について】

 

さて、駅名の「古今伝授」は、地元の地名でもなく一体どういう意味なのでしょうか?

これは、「古今和歌集(古今集)」の解釈をもとに、歌学や関連分野のいろいろな学説を、口伝・切紙・抄物により、師から弟子へ秘説相承の形で伝授することをいいます。室町時代の武士で歌人の東常縁(とうのつねより)によって確立された形式だと言われており、この常縁をはじめ東一族は鎌倉時代から戦国時代初頭まで領主としてこの地を治め、郡上市大和町に城と館を構えていました。昭和54年にその館跡が発掘されたことで、「古今伝授」と「東氏」に注目が集まり、まちづくりにつなげる活動が始まったのです。

そこで文化の核施設として作られたのが、道の駅から車で5分の場所にある「古今伝授の里フィールドミュージアム」です。和歌をテーマにした野外博物館で、和歌・短歌の活動拠点として設置されました。その後、経済の拠点として、道の駅「古今伝授の里 やまと」が作られたのです。

 

「古今伝授の里 やまと」は、レストランなどの飲食店が5店舗、観光案内や物産品販売に加え、朝市、郷土料理店、アイスクリーム・ヨーグルト工房など多彩な施設が揃う大型の道の駅です。くつろぎ広場内には池や川が配されたミニ公園や、天然温泉を引いた足湯があり無料で利用することができます。手作りパンや地元の牛乳を原料にしたヨーグルトから、昔からこの地で愛される麦とろ、朴葉みそ、五平餅、鮎の塩焼きなど、様々な「食」を味わうことができます。

 

また、併設された天然温泉「やまと温泉やすらぎ館」では 「湯あそび」をテーマに、ジェットバスや塩サウナ・うきうき風呂といったバラエティーに富んだ温泉で、小さなお子さんからシニア世代までゆったりと安らぎ楽しむことができますよ。他にも売店やレストラン、広さ36畳の無料休憩室もあり、旅の行き帰りの途中で仮眠をとることもできます。食事、お土産、お風呂、と揃った道の駅。休憩場所として利用できるだけでなく、1日楽しめるスポットでもあります。