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危険物運搬のトラックドライバーとは?

街で見かける化学物質を輸送するトラックは、どういった免許があれば運転できるのか興味を持たれた方はいますか?

化学物質などの危険物を運搬するには、それを取り扱う為の資格が必要とされています。

これから仕事の幅を広げる為にも、今回は危険物運搬のトラックドライバーについて、ご紹介します。

いざという時に、慌てず対応できるように、知識を深めておいて損はありません!

是非、ご覧ください。

トラックで移送する危険物にはどんなものがある?

危険物は多種多様です。

その物質の性質や人体への影響、注意事項や危険性などが異なる為、法律によって細かく分類され、取り扱い方法が取り決められています。

すぐに思い浮かべる物としては、ガソリンや灯油など、生活と関わりのある危険物だと思いますが、それらは消防法が適用されています。

その他に、高圧ガス、毒劇物、火薬類や放射性同位元素などの化学物質も危険物にあたりますが、輸送する場合は、これから運ぶ危険物が、どの法律に該当・適用されるのか知っておく必要があります。

 

危険物を運搬するのに必要な資格とは?

大型や中型のトラックを運転するには、それぞれ車両に合った運転免許を取得しなくてはなりませんが、危険物を運搬するためには、車両の免許取得に加えて、「危険物取扱者」の資格取得が必須になります。

 

特に「4類」は、引火性の液体のガソリンや灯油など燃料を扱う輸送をするには必要な資格になっています。

取り扱う危険物が、法律のどの類に属しているかを調べ、必要な資格を取得することで、仕事の幅を広げられたり、給与のアップや、採用されるのに有利に働くでしょう。

尚、危険物取扱者は「甲・乙・丙」に権限が分かれている為、甲の資格取得を目指すとより良いでしょう。

 

他に、保安法上で、高圧ガスの輸送をするのに欠かせない資格が「高圧ガス移動監視者」です。

高圧ガスは、タンクやボンベの毒性ガス漏れが発生してしまったり、強し刺激で爆発してしまう危険性がある為、輸送する場合、細心の注意を払わなくてはなりません。

 

その他にも会社によって、危険物の輸送に必要とされる資格があると思いますが、資格を取得すれば、物質の性質や危険性などの知識を深められます。

もしもの時にも慌てずに対処することができるでしょう。

資格によっては試験の頻度が低いものもありますので、必要な時期に資格取得できるように学習計画を立てて挑みましょう。

 

まとめ

物質によっては事故が起きると引火や人体への被害など、2次災害などを引き起こしてしまい、深刻な事態になってしまう場合もあります。

事故を起こさないに越したことはありませんが、万が一そうなった場合にも、しっかりとした知識を持ったドライバーならば、適切に対応できることでしょう。

何よりも、危険物を輸送しているという自覚、責任感を胸に、安全運転を心がけるよう意識することが大切です。