街中で見かけるタンクローリー車のドライバーは、実は高度な技術を身に付けた方しか慣れない、トラックドライバーの中でも花形な職業になるのです。
今回は、タンクローリードライバーになるには、何が必要か?
“資格”や“免許”を確認して、ドライバーとしてのキャリアアップに繋げてみましょう!
タンクローリードライバーの仕事とは?
簡単に言うと、タンクローリーでしか運べない物の運搬を担当します。
石油やLPガスなど、多くの人の生活に無くてはならないものを運ぶので、社会貢献度が高くやりがいを感じられる仕事と言えます!
但し運搬を担当する物は、石油やLPガスだけでなく、危険物や毒物などのであることが多いので、特別な資格を持たないと仕事できません。
その分、頑張り次第では他のトラックドライバーよりも年収アップできる職種にもなりますし、資格取得を考えているドライバーに向けて資格手当てを出す会社も多いのです。
必要な資格は?
大型免許が必要になりますが、トレーラータイプの車両を運転するには牽引免許も必要とされます。
石油やガスなどの危険物に分類されるものを運搬する場合は、危険物取扱者資格も必須です。
予め入社したい会社があれば、必要な資格や免許を事前に聞き、取得しておくと有利に働くでしょう。
資格を取得すれば、資格手当てなどの年収アップも期待できますよ!
運搬物は何か?
大きく分けて3種類のタンクローリー車があります。
・危険物ローリー車(石油、劇物、液化ガス)
・非危険物ローリー車(食品、飲料、セメント)
・高圧ガスローリー車(液化石油ガス、液化天然ガス)
労働時間はどのくらいか?
他のドライバーと同じ様に、当日の配送スケジュールや道路状況に寄って変わりますが、特に寒い時期に需要が高まる石油やLPガスを運ぶタンクローリーは繁忙期になるので残業時間も多い傾向にあります。
タンクローリードライバーの労働時間は短いとは言えませんが、荷物の積み降ろし作業が無いので、体力的には疲れが少ない方でしょう。
一日の仕事の流れは?
①健康状態のチェックや、免許証や資格者証の携帯を確認、アルコールチェック、車両点検を行います。
②スケジュールを確認後、会社を出発し、油槽所や製油所等へ向かい積み込み作業をします。
③目的地へ向かいます。
④目的地の工場やガソリンスタンドで、ルールに則って荷下ろしを作業します。
⑤帰社し、アルコールチェック、車両点検、明日のスケジュール確認後、退社します。
スケジュールにもよりますが、運搬は1日数回繰り返すでしょう。
また、早朝出勤を求められることが多い傾向があります。
まとめ
他のトラックドライバーと同様に、運転が好きなことが第一ですが、石油などの取り扱いに注意しなくてはならない物を運搬することが多い車両になるので、安全運転を心掛けて、慎重に運搬し、責任もって業務遂行できる方に向いています!
車両やトレーラーを牽引することもあるので、高度な運転技術が必要ですが、スキルを身に付けてドライバーとして活躍したいと考えている方にピッタリです!
是非、挑戦してみてはいかがでしょうか?