高性能なトラックのひとつ、「大型ウィングトラック」をご存じでしょうか?
荷台の側面が、鳥の翼のように左右に開くのが特徴的なトラックになります。
風雨から積み荷をしっかりと守りながら、長い荷物の積込をスムーズに、効率的に作業出来る形になっています。
この大型ウィングトラックですが、高性能ゆえに、安全確認を怠れば大きな事故に成りかねません!
今回は、運転時に注意すべき点についてお伝えしていきたいと思います。
これから、大型ウィングトラックドライバーとして、活躍したいと考えてる方など、是非この機会に把握しておきましょう!
注意すべき点とは!?
思わぬ事故を引き起こしてしまわないように、以下の点に注意しましょう。
①ウィンドウは閉じているか?
最近では、ウィンドウが閉じていなければ、エンジンが掛からない設定になっているトラックが増えてはいますが、そのような安全装置がついておらず、万が一閉め忘れて走行をしてしまった場合、接触事故を起こす可能性があります。
どんな状況でも、走行前に落ち着いて確認することを心がけましょう。
②ウィングを開閉する際に障害物が無いか!?
荷物の積み降ろし作業をしている際に、作業員が車体とウィングの間に挟まれる事故が起きてしまうことがあります。
大半の原因は、ウィングの誤作動によるものですが、トラックが高性能になったとしても操作するのは人ですから、気を付けなくてはいけません。
また、熱を持っている照明などが近くにある場合、高熱によってウィングが溶けてしまったり変形する恐れもあるので、開閉時には障害物が無いか?人が近づいていないか?十分に注意しましょう。
豆知識◎
大型ウィング車は、小型や中型トラックに比べて、車体サイズや最大積載量、車両総重量などが、全てのトラックの中で最上位にあたります!
大量の荷物を長距離輸送する機会が多いトラックドライバーの花形です!
日本で人気のトラックメーカーいすゞ・日野・三菱ふそう・UDトラックスなど、多くのメーカーで作られている大型ウィング車、乗り心地や機能性なども各々違いますから、試乗して最適な一台を探してみてはいかがでしょうか?
まとめ
運転は、高速道路がメインになることが多くなると思いますが、働き方改革もあり、身体の負担が少なくなるようなシフトを組む会社も増えています。
休む時にはしっかり休み、体調を万全にして、ドライバー自身の安全を守りましょう。
それと同時に、物流の品質を保持してしっかりと荷物を届けられるように、走行前の確認を怠らず、安全運転に繋げましょう。