トラックの運転状況や業務内容など仕事によって、車中で過ごす時間も変わりますが、長距離を運転すれば疲労が溜まることに変わりはありません。
近年、働き方改革も伴ってドライバーの環境も改善されてきていますが、車中での仮眠の仕方や、車中泊についてはドライバーの工夫が必要なのが現状です。
快適な車内空間を作って、しっかりと体力を回復できるようにしたいものですね。
より快適に過ごせるように、どうしたら良いのか?これからご紹介していきたいと思います。
是非、ご参考になさってください。
車中泊について
トラックドライバーのうち、大型トラックドライバーは長距離を運送することを担当します。
そのため、一日の大半をトラックの中で過ごすことになります。
トラックドライバーの環境を改善する働きもあって、連続した運転は4時間まで、4時間運転したら30分以上休憩することが大事なポイントになっています。
決められた休憩や休息をしっかり取ることで、体力も回復し、安全走行にも繋がります。
ほとんどの車種には、運転席の後部に休憩スペースが設けられていますが、高速道路のサービスエリアや道の駅には、手洗い場や食事だけでなく、シャワーが浴びられるような温泉や宿泊施設が併設されている場所もあります。
そういった休憩できる場所があれば良いのですが、無い場合は、車内の休憩スペースで車中泊することも余儀なくされ、それは珍しい事ではありません。
快適な車中泊をするためには?
大きなトラックだとしても、車内で確保できるスペースは限られているので、快適な空間になるようにしたいですよね。
いくつかのポイントをご紹介します。
①エンジンを切る
車内は、寒暖による影響が出やすいので、エアコンを付けたままにしたいからと、エンジンをかけっぱなしにする事も多いと思います。
しかし、アイドリング中にエアコンを稼働させていると、バッテリーが上がってしまうなどのエンジントラブルを招きかねません。
また、 アイドリング音は大きな騒音にもなるので、駐車場によってはクレームが発生する場合もあるので注意しましょう。
エアコンが無くても過ごせるように、寒ければ電気毛布を、暑ければ扇風機などのグッズを準備して対処しましょう。
②窓を数センチ開けておく
窓を締め切った空間でエアコンを停止すると、空気が循環できず、特に夏は寝苦しいでしょう。
但し、防犯上、窓を開け放つのは危険なので、わずかな隙間を作る程度に開けることをおすすめします。
③足を伸ばして寝る
長時間に渡って座ったままの姿勢や同じ姿勢を続けてしまうと、エコノミー症候群に陥る危険が高まります。
少しでも血行を良くするように、足を伸ばして横になって眠るように心がけて、スペースを確保しましょう。
まとめ
睡眠をしっかり取ることは、何よりも疲労回復に繋がります。
車中泊に向いている通気性の良いクッションや布団などを用意して、寝る空間を整えていきましょう。
遮光カーテンやアイマスクなどのアイテムを使うと、昼間などの明るい時間帯や夜の照明が強い場所でも、光を遮断することができるので、安眠をもたらしてくれるはずです。
少しでも疲労を軽減できるようにして、安全走行できるように心がけましょう。