トラックドライバーにとって大切な「睡眠」について

トラックドライバーにとって大切な「睡眠」について

トラックドライバーにとって大切な「睡眠」について

トラックを運転するときには、安全運転をするために睡眠を大切にされている方は多いと思います。

また、平成30年から睡眠不足のドライバーをトラックに乗務させてはならず、点呼時にドライバーに対して睡眠の状況を確認することが義務付けられており、ますます「睡眠」が重要視されています。

今回はトラックドライバーにとって、大切な睡眠について、ご紹介いたします。

 

トラックドライバーにとって、睡眠が大切な理由

まず、トラック事故の原因として多いのが「居眠り運転」です。

居眠り運転で車両のコントロールがきかなくなると、大きな事故を引き起こしてしまいます。

とくに、トラックドライバーの方は生活が不規則になりやすく、荷物の積み下ろしなどの重労働で疲労がたまりやすいです。

また、高速道路など単調な道路の運転や深夜の時間帯での運転は、眠気を感じやすく、居眠り運転をしやすい状況なのです。

居眠り運転までいかなくても、睡眠不足でぼんやりして運転に集中できず、注意力が散漫な状態の「漫然運転」は、とっさの状況判断ができません。

とくに、重い荷物を積んだトラックは急ブレーキを掛けても、すぐには止まることができず事故を起こしやすいです。

車体の大きなトラック事故は、死亡事故などの大規模なものになりやすいため、睡眠不足の状態で運転しないようにしなければなりません。

 

質の良い睡眠をとるポイントは?

トラックドライバーの方は、決まった時間に睡眠をとるのが難しいでしょう。

そのため、睡眠不足を防ぐには質の良い睡眠をとることが大切です。

良い睡眠をとるための、以下のような睡眠環境を整えるポイントを押さえておきましょう。

就寝4時間前からは、コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料やアルコールの摂取や煙草を控えましょう。

カフェインは脳を覚醒させ、寝つきを悪くします。

就寝3時間前までには食事を終えるようにしましょう。

食べて直後の消化活動が活発なうちは、浅い睡眠になってしまうのです。

できれば脂質の少ない、消化に良いものがおすすめです。

就寝1時間前までに40℃前後のぬるめのお湯に10から30分程度浸かりましょう。

ぬるめの入浴後は副交感神経が高まり、1時間程たった深部体温が低下するタイミングは寝つきが良くなります。

就寝1時間前からはスマートフォンやパソコンを見ないようにしましょう。

就寝前のブルーライトは、とくに入眠直後の深い睡眠を妨げてしまうのです。

 

まとめ

トラックを運転しているときに居眠り運転や漫然運転をしてしまうと、大きな事故に繋がります。

事故を防ぐためには、睡眠環境を整えるポイントを押さえて、質の良い睡眠をとることが大切です。

記事を参考に、質の良い睡眠を取り、安全な運転を心がけましょう。