日常で普通乗用車を運転する時には、事故をしないように周囲を注視しながら走行しますよね。

それだけでも、緊張感が伴い多少のストレスを感じると思います。

中型車や大型車を運転するトラックドライバーは、乗務中は普通乗用車を運転する以上に、大きな車体の様々なことを気にしながら運転技術を駆使して走行しなくてはなりません。

それを長時間続ければ、自分でも気がつかないうちにストレスを溜めてしまったり、カラダも疲弊して当然でしょう。

今回は、ドライバーが抱えやすいストレスや発散方法などをご紹介したいと思います。

是非、この機会に自分が抱えているストレスについて考えてみてはいかがでしょうか。

トラックドライバーが抱えやすいストレスとは？

まず始めに、ストレスが掛かりやすい出来事を知って対処できるようにしましょう。

ストレスになりやすいケースは、以下の場合が考えられます。

①長時間に渡る労働

トラックドライバーは勤務時間の大半が運転時間になるので、もともと運転が好きで得意な方でも、いつの間にかストレスになっている場合があります。

長距離ドライバーに限らず、近距離や中距離を担当していても、何時間も運転をしていれば体力も消耗し精神的に疲れますから、勤務の拘束時間が長いほどストレスは増加するでしょう。

②肉体的な疲労感

トラックドライバーの仕事は運転だけではありません。

荷物の積み下ろしによる肉体的な疲労も原因になるでしょう。

長時間運転をした後に荷物を抱えれば、カラダへの負担も大きく、腰痛や肩凝りを抱えて、仕事が終わった後の疲労感も大きいので、大きなストレスになりかねません。

③あおり運転によるストレス

安全走行を心がけているドライバーは、高速道路で追い越し車線を走っている場合でも、常に車間距離を大きく取っている場合が多いのですが、そういった走行に腹を立てパッシングを浴びせたり、あおり運転で威嚇する運転手もいます。

トラックにはスピードリミッターが装着されていて、９０㎞から加速できない仕組みがあるので、それもストレスになるかもしれません。

④待遇面でのストレス

ネットショッピングが拡大中の現代では、物流業会全体で人手不足になっています。

それは、トラックドライバーに至っても同様です。

しかし、実際に働いてみると休日出勤や残業などで拘束時間が長くなる場面もあるため、それらをストレスに感じる方も少なくないでしょう。

ストレス発散方法とは？

車内に一人でいる時間が多いので、自分の気持ちを整えられるように、車内を好きな空間にしているドライバーが多く見られます。

乗務中に好きな音楽を聴いたり歌ったりすることでストレスを発散したり、音楽を聴くことで気分をリラックスさせて、気持ち良く走行できるでしょう。

長時間、運転席で座ったままの姿勢を続けていることが多いので、ストレス発散と肩凝りや腰痛予防を兼ねて、休憩時間にはトラックを降りて、ストレッチなど運動をしたり、歩いたり、カラダを動かすことでストレスを上手に発散しましょう。

待遇面でのストレスは、一人で思い悩まずに会社へ相談することも大切です。

ストレスを上回る！？ドライバーとして働く上でのメリットとは？

トラックドライバーは、運転する時など業務の殆どを一人で行うので、一人でいる時間が多い分、人間関係に悩まされることが少ないことが大きなメリットです。

コミュニケーションを取ることが苦手だったり、煩わしく感じる方には向いています。

また、拘束時間が長くても、その間は気分転換に歌をうたったり、食べたりしても、誰かに文句を言われる事もないので、自由度の高い職業です。

まとめ

トラックドライバーにとって、安全運転での走行がもっとも重要ですが、ストレスを抱えて走行することは、運転にも少なからず影響が出てしまうのではないでしょうか。

心身ともに健康で働けるように、自分なりのストレス発散方法を見つけて、気持ち良く仕事が出来るようにしたいですね。