トラック運転手の仕事は未経験でも応募可能な求人が多くあります。
また、異業種から転職してくる方も多い傾向のため、企業側が未経験者向けの研修制度や資格取得支援制度を提供している場合もあり、気軽にスタートしやすい職種と言えます。
ここでは、トラック運転手に応募する前に注意すべき点や必要な資格についてご紹介します。
トラックドライバーに応募する際の2つの注意点
「未経験者歓迎」が謳われることの多いトラック運転手の仕事ですが、エントリーをする前に、自身がこれから問題なく勤務できるのかをある程度、事前に確かめておきたいですよね。
そこで、まずは以下の2つの注意点を確認しておきましょう。
① 勤務時間・残業代
トラック運転手の仕事は、勤務時間が不規則になりやすいかもしれません。何をどこまで運ぶかによって、勤務時間も変動していきます。そのため、長時間の運転や残業になるケースも予め想定しておきましょう。
また、「どうしても希望の時間内で働きたい」といった要望がある場合、あらかじめ面接時にその旨を相談しておくのがベストです。残業手当が必ずつくのか不安に感じた際も、併せてきちんと確認しておきましょう。
② 体力
ドライバーはトラックを運転し、目的地に到着したら終わりではありません。目的地へ向かう前に、運ぶ荷物をトラックに積み込む作業が発生し、目的地に到着したあとも同様です。
フォークリフトを使用する場合もありますが、手作業でトラックに積み込むケースも十分に考えられるでしょう。
このように、長時間の運転前後に重い荷物を運ぶ肉体労働が発生するかもしれないことも念頭に置きましょう。
トラックの運転手に必要な資格とは?
トラック運転手になるためには、運転するトラックの種類に応じていくつかの資格が必要となる可能性もあります。
基本的には普通自動車免許からスタート可能な仕事のため、未経験からでも手軽に応募できるのが特徴ですが、より仕事の幅を広げていくために、あると便利な主要な資格をいくつか紹介します。
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普通自動車免許
車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満のトラックを運転できます。
例:小型トラック(1トン、1.5トントラックなど)。
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準中型免許
車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満のトラックを運転できます。
例:2トントラック。
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中型免許
車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満のトラックを運転できます。
例:4トントラック、6トントラック。
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大型免許
車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上のトラックを運転できます。
例:10トントラック、タンクローリー。
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けん引免許
車両総重量750kgを超えるトレーラーを牽引するために必要です。
例:セミトレーラー。
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危険物取扱者免許
ガソリンや軽油などの危険物を運ぶ際に必要です。
例:危険物輸送ドライバー
これらの資格は、運転するトラックの種類や運ぶ荷物によって異なります。
仕事に慣れてきたらスキルアップ・収入アップを目指して準中型や中型、大型免許などを取得していくドライバーも多くいるそうですよ。
まとめ
トラック運転手は未経験でも応募しやすい職種ですが、採用後のトラブルを避けるためには事前に転職先の雇用形態(残業等)や就職後の支援制度の有無などを確認しておきましょう。
普通自動車免許を所持しており、運転が好きな方、1人で黙々と仕事を進めたい方、これから資格を取得してさらなるスキルアップを目指したい方などにも適職の可能性がありますので、ぜひ検討をしてみてください。