物流業界は体力が必要な仕事のイメージがありますが、配送の仕事の中でも「ルート配送ドライバー」は女性も活躍しやすいといわれています。
ここでは、ルート配送ドライバーが女性にも向いている側面について見ていきましょう。
ルート配送とはどんな仕事?
ルート配送とは、決まった日時・ルートで、店舗や事業所などに車で荷物を配送する仕事です。
- コンビニやスーパーに商品を運ぶ
- 飲食店へ食材を運ぶ
- クリーニング店に衣類を配送する
など、行き先や業務内容は依頼に沿って幅広くあります。
また、配送といえば「力仕事」。そのためスタッフは男性のほうが多い傾向にありますが、現在では人手不足を解消するためにも女性が働きやすいようさまざまな工夫を取り入れる企業が増えています。
女性がルート配送に取り組みやすい3つの理由
ルート配送の仕事は、主に以下の3つの理由から女性でも働きやすい環境といえます。
1. 荷物の上げ下げに機械を導入
体力仕事という印象が強いかもしれませんが、商品を積んだコンテナなど、重い荷物の昇降を安全に行うよう配送車に電動リフトを装備するなどの工夫をしている会社もあります。
操作自体も簡単にできるため、ルート配送の仕事は女性への負担がかかりにくくなる環境が整いつつあります。
2. 勤務時間が比較的安定している
業種によりますが、ルート配送ドライバーの仕事は時間が安定しています。
道路の渋滞を避けるために朝が早い業種もありますが、その分終業時間が早いなど、自分の希望する時間帯の勤務が選びやすいといえます。
残業も、繁忙期でなければほぼない可能性が高いため、自分や家族のための時間を確保しやすいでしょう。
3. 普通免許資格・未経験でOK
トラックを運転する仕事といえば、大型免許をイメージする方も多いのではないでしょうか。運ぶ荷物によっては「危険物取扱免許」が必要なこともあります。
しかし、ルート配送であれば基本的に必要なのは普通免許のみ。ルートが決まっているのですぐに道にも馴染めるはずです。
また、未経験でも積極的に人材を募集する企業は多く、長く安全に働けるよう研修やトレーニングもしっかりあります。
ルート配送に向いている女性はどんな人?
ルート配送ドライバーは比較的女性でも気軽に始められる仕事ですが、とりわけこのような人はさらに向いているかもしれません。
運転・一人行動が好きな人
ルート配送ドライバーは、勤務時間のほとんどが車の運転です。ですので、車に乗っているのが好きな人、運転が苦にならない人は楽しんで仕事ができるでしょう。
また、運転中も荷物の上げ下ろしも一人で行う作業がほとんどです。そのため、「一人が好き」「黙々と作業をするほうがいい」という女性にも向いているといえます。
ルーチンワークが好きな人
基本的にルートや運ぶ日時・商品が決まっているため、決まった仕事をきっちりこなすのが得意な人には天職といえるのではないでしょうか。
また、運ぶ荷物によっては注意が必要なものもあるため、常に細かい気配りができる女性のほうがより向いているといわれることも。
まとめ
男社会と思われてきたドライバー業界ですが、技術の発展や社会情勢の変化により、女性でも働きやすい環境が整ってきています。
ルート配送ドライバーに興味を持ったら、まずは自分のライフスタイルに合う条件の会社を探すことから始めてみてくださいね。