トラックドライバーにとって身の安全を守る重要なアイテムとなるドライブレコーダー、通称『ドラレコ』は、事故時の証拠や業務中の運転記録としても活躍します。しかし、いざ映像が必要なときにドラレコが正しく記録できていなかったら困りますよね。
そこで今回は、日頃から動作確認ができるチェック項目と対処法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
ドライブレコーダーが起動しない5つの原因と対処法
それでは早速、ドラレコが故障する原因と対処法をご紹介します。
以下の5つのチェック事項ごとに確認しましょう。
1. バッテリー切れ
エンジン停止時に内蔵バッテリーで稼働するドラレコですが、長時間の駐車や頻繁なエンジン停止により、バッテリーがなくなっていきます。
- 対処法
エンジンをかけた状態でシガーソケットから充電をしましょう。
定期的にバッテリー残量を確認することが重要です。
2. 高温は天敵
特に夏場の車内は非常に高温になり、ドラレコが熱暴走を起こして故障する可能性があります。
- 対処法
機械は熱に弱いため、手で触れないほど熱くなっている場合は冷ます必要があります。
直射日光を避けるためサンシェードを活用し、風通しをよくするため窓を開ける、またはエアコンで車内を冷ましましょう。
3. SDカードの劣化
SDカードにも寿命があり、同じSDカードを長く使用するとデータが破損しやすくなります。
録画失敗や誤作動の原因になりますので、使用年数は確認しておきましょう。
- 対処法
予備のSDカードを用意して、定期的にカードの交換をする必要があります。
データは他の端末に移行して確認ができるため、バックアップをとることをおすすめします。
4. コードの断線や接触不良
車の振動により、ドラレコの電源コードや接続部分が緩むことがあります。
長く使用していると断線の可能性も考えられます。
- 対処法
接続部分をこまめにチェックして、接触不良や断線がないか確認しましょう。
配線をクリップで固定すると、振動対策に効果があるといわれています。
5. 電圧の違い
シガーソケットの電圧とドラレコの対応電圧が合わないと正常に起動しません。
トラックのシガーソケットの電圧は普通乗用車と異なり24Vの場合があります。
- 対処法
ドラレコ本体が指定している電圧とシガーソケットの電圧を必ず確認しましょう。
電圧が異なる場合は、対応する電圧に変換できるアダプターを活用してください。
まとめ
トラックドライバーにとってドライブレコーダーが起動していない状態が続くことは、業務に大きく支障をきたす可能性が高いため、なんとしても避けたいところ。
今回紹介したポイントを押さえて日頃から点検を行い、出発前に正常に起動しているかも忘れずに確認して未然にトラブルを防ぎましょう。