トラックドライバーの車酔い対策とは!?

毎日仕事としてトラックを運転しているから、ドライバーは車酔いをしないと思い込んでいる方は少なくないでしょう。
一般的なドライバーに比べて酔いにくいかもしれませんが、トラックドライバーにも車酔いの症状が現れることもあるのです。
症状によっては、業務を続けるのが難しい場合も起こるでしょう。
今回は、トラックドライバーの車酔いについて、どんな風に対策をしたら良いか等をご紹介したいと思います。
是非、ご覧ください。

車酔いの原因とは?

車酔いは、乗車中に車の揺れを感じたり、速度を加速したり減速したりすることで三半規管が刺激を受けてしまい、自律神経が失調する状態をそう呼びます。

その原因は大きく分けて2つあります。

①身体的要因

体調が優れない状態でトラックに乗ると、いつもよりカラダを傾けたり、猫背のような格好になるなど、必要以上にシートにカラダを預ける体勢を取るでしょう。
そういった体勢は普段は気にならなかった揺れや振動を感じやすく、三半規管が強く刺激されるので、酔ってしまいます。
睡眠不足や空腹の状態でも酔いやすいので注意しましょう。
不安や心配事を抱えているなど、心理状態が不安定な場合も良くありません。

②外的要因

道路状態によっては、カーブがきつく、急勾配があったり、路面の状態が悪く揺れやすいなど、変化の激しい道路を走行しているうちに気分が悪くなることもあります。
また、気温が高い季節や、湿度が高い日などは、自分でも気づかないうちにカラダが疲弊して、疲労が蓄積していき体調が悪化してしまいますが、そうなると三半規管にも悪影響を及ぼします。

車酔いの症状とは?

車酔いの症状は、あくびや頭痛に始まり、足元のふらつきや吐き気を感じたり、症状が酷いと嘔吐してしまう場合があります。
症状が酷い場合には、そのまま業務を遂行するのは難しいでしょう。

車酔いに効果的な対策とは?

酔い止めの薬を常備することは大切ですが、そのような薬が無い時にはどうしたらよいのかをご紹介します。

〈予防策〉

トラックドライバーの生活リズムは不規則になりがちですが、車酔いを予防するためには、十分な睡眠をとることなどの体調管理のほかに、車内の環境を整えることが効果的です。
例えばコーヒーやタバコの臭いが充満している車内は車酔いを誘いますから、休憩中には空気を入れ換えたり、定期的にエアコンの掃除をして空気を循環させましょう。
自律神経を整える効果もあるグレープフルーツやラベンダーの香りを利用するのもおすすめです。

〈改善するための対策〉

三半規管を整えるために、ガムやキャンディを口にして、唾液が出るように促しましょう。
また、何か飲むことも効果的ですが、なかでも炭酸水は胃腸の調子をアップして、自律神経にも働きかけてくれるのでオススメな飲み物です。
それらを常備しておき、車酔いになってしまったら活用しましょう。
一度、トラックから降りて休憩するなど、無理して運転をし続けないようにしましょう。

まとめ

車酔いは、なってしまうと自然治癒するまでに時間が掛かります。
万が一の時に備えて、すぐに対応できるように、車内で準備しておけば安心ですね。
カラダをしっかりと休めて十分な睡眠をとることは、安全運転をする上でもとても重要です。
カラダを元気に維持して、安全に走行できるよう取り組んでいきましょう。