トラックドライバーとして勤務している中で、業務内容に「玉掛け」作業が含まれている場合もあるかと思いますが、誰でもできるわけではなく資格が必要です。
これから、ドライバーとして仕事の幅を広げるためにも、免許を持っていると良いでしょう!
これから就職を考えている場合にも、免許を持っていれば、採用する側からも魅力的で、雇いたいと思える人材になりますから、オススメな資格です。
今回は、そんな「玉掛け」について資格取得するにはどうしたら良いのか?難易度についてもご紹介したいと思います。
どんな仕事か興味のある方など、参考になれば幸いです。
玉掛けとは、どんな作業内容か?
建設作業現場や工事現場で、クレーンを使って大きな荷物を運ぶ際には、フックに荷をかけて運びますが、そのフックを付けたり取り外す作業全般が玉掛けにあたります。
玉掛けは、作業現場に勤務している従業員の他にトラックドライバーが任されるケースが多いので、資格を持っているドライバーは重宝されるのです。
資格取得までの流れとは?
有資格者しか作業できない玉掛けですが、正式名称は「玉掛け技能講習修了」となります。
18才以上であれば、基本的には運転免許を取得していなくても受験可能です。
資格内容は玉掛けの種類によって変わります。
吊り上げる荷物の重量が、1トン未満のものだけを扱うならば、「玉掛け特別教育」の講習を受けた上で、技能講習をし、学科と実技の試験に合格すると、「玉掛け特別教育修了証」が交付されます。
一般的には2日間で行われますが、学科講習を5時間、実技講習を4時間受講します。
扱える荷重が1トン未満から1トン以上の物ならば「玉掛け技能講習」を受け、学科と実技の試験に両方合格すると、「玉掛け技能講習修了証」が交付されます。
一般的に3日間の講習を受講し取得することができますが、学科講習が9時間~12時間、実技講習では6~7時間になります。
また、既に現場で作業員として働いている方や、他のクレーン等の資格を持っている方の場合には、受講科目が免除され講習時間が短縮されます。
費用は、特別教育で2万円弱、技能講習で2~4万円程になります。
難易度や合格率は?
国家資格と聞くと、難しい試験で合格率も低いのでは?と思ってしまいがちですが、そんなに難しい試験ではありません。
それは作業中に機械操作のミスや手順間違いが起きて、事故に繋がってはいけないので、基本的には作業がスムーズに行えるようになっています。
その為、難易度も低く、筆記試験は60%、実技試験が70%正解すれば良いとされており、合格率が高い国家資格になっています。
しっかりと講習で学び、実技試験も冷静にこなすことができれば合格できます。
この機会に、トラックドライバーとして活躍する為にも、玉掛けの資格取得を是非考えてみてはいかがでしょうか?
また、就職活動をする際にも、資格取得済みであれば、かなり有利となります。
現場で作業する際にも、知識を得ることは、安全面でも活かされるでしょう。