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日本坂PA(上り線)とトラックの物流

日本坂PA(上り線)について

 

日本坂PA(上り線)は、静岡県焼津市の東名高速道路上にあるPAです。駐車場には、大型車両36台、小型車両は96台(大型車両との兼用を含めて)を停めることが出来、障がい者用駐車場も小型車両2台分が存在します。漁港が有名な焼津のPAだけあって「海」や「海産物」を前面に押し出したこのPAでは、それらを象徴するかのような大きなマグロ型のオブジェが 訪れた人々をお出迎え! ドライブの途中、潮風を感じられそうな地元色豊かなPAです。

 

 

日本坂PA(上り線)の特徴について

 

前述の通り、漁港が有名で、全国でも有数の水揚げ量を誇る焼津。そんな焼津にあるこのPAには、高速道路上に居ながらにして 焼津の水産物・水産加工品を買えてしまう、なんとも魅力的な「焼津さかな工房」というお店があります! 同店舗にはイートインコーナーも存在し、さまざまな形で、新鮮な海の幸を心行くまで楽しめることでしょう。

 

また、ショッピングコーナーには、大人気キャラ・スヌーピーで有名な漫画「Peanuts(ピーナッツ)」のグッズコーナーが! ラインナップも幅広く、コレクション欲をくすぐるヴィンテージものから、お子様にも喜ばれるぬいぐるみまで。ファンならきっと、見ているだけでも楽しいですが、見ていると あれこれと欲しくなってしまう…そんな心躍るスヌーピーワールドが展開されています。

 

 

楽しみ方は人それぞれ! 焼津の醍醐味が詰まった「石原水産マリンステーション」

 

東名高速道路「焼津」インターチェンジから車で5分程度の場所にある「石原水産マリンステーション」は、水産加工メーカーである「石原水産」のアンテナショップ! 連日多くの人々が足を運び、年間で25万人が訪れる、焼津市の中でもオススメの名所です。2階建ての店舗は、1階が海産物や練り物・干物などを扱う売り場となっており、2階は約500席が設けられた大きなレストラン。また、マリンステーションのすぐ横には 石原水産の焼津工場を併設。カツオやマグロを加工する工程を見学することが出来ます(製造がお休みの日にはビデオでの見学となってしまうそうなので、生で見たい! という方は必ずお問い合わせを)。

 

「石原水産マリンステーション」

住所:静岡県焼津市八楠2-5-2

電話番号:054-627-5506

トラックと物流

 

長距離運転手の一日って? ~食事や入浴も効率的に

 

トラックドライバーといっても、種類はさまざま。その中で、今回クローズアップするのは、北は北海道や東北、南は九州まで…全国各地を駆け回り、日本の物流を回している「長距離運転手」の人々とその生活です。文字通り、長距離にわたって荷物を運び、届け先で荷物を降ろすと、時には「帰り荷(※出発地に戻るトラックを利用して、その近くの場所へ届ける別の荷物)」をトラックに積み込んで、今度はそれを届けに走る…など、ハードながら 適性があれば、やりがいも大きなお仕事。

 

そのような忙しい毎日を送っている長距離運転手は、一週間に一度しか自宅に帰れないということも ままあります。しかし、それ以外の「仕事中」の時間も、ただ荷物を運び続けるだけ…という訳にはいきません。食事も食べないといけないし、体の汚れも溜まるので 入浴も必要です。それらはどのようにして行われているのでしょうか?

 

まず、長距離運転手の食事ですが、これにはSA・PAなどのフードコートという心強い味方がついています。SAやPAの定食屋でも、良心的なところでは白飯や味噌汁のおかわりが自由! というところもあり、体力も気力もたくさん必要なトラックドライバーたちにとっては、大いに助けになっていることと思います。SAやPAに寄れない場合は、コンビニエンスストアを活用するという手もあります。コンビニエンスストアは、24時間営業している店舗が殆どなので、昼夜を問わず走り続けているドライバーには重宝されますね。

 

次に入浴は、どうしているのか…というと、意外とシャワールームがあちこちにあるのです。代表的なところでは、前述のSA・PAや、ガソリンスタンドにも割と設置されていますし、多くのトラックドライバーが利用する食堂ではそういった設備を付けているお店もあります。トラックターミナル(トラック同士の荷物の積み替えを行う施設)や、荷扱いをしている倉庫などにもシャワールームがありますし、それらにありつけない時は リーズナブルな銭湯に立ち寄って、一風呂浴びる…というドライバーも。狭い車内で長時間運転したり、荷物の積み下ろしで 汗もかいたりするドライバーたち。特に長距離ともなるとますます大変! ですが、私たちが知らなかったというだけで 社会はドライバーに優しい環境をちゃんと整えているのです。

 

ちなみに睡眠は、営業所などで取ることも出来ますが、トラック内で仮眠を取るドライバーも多いと聞きます。寧ろ、運転をしている間は、いくら疲れていても 長時間の睡眠は逆効果になってしまうそうです。15分~30分程度の仮眠では脳が活性化しますが、それ以上寝てしまうと頭が働かなくなり、運転にも影響が出る…とのこと。

 

食事、入浴、そして睡眠…。長距離運転手は、ハードな運転をしながらも、生活に欠かせない日々の行動を 同時に効率よくこなしているということが、今回のコラムで分かりましたね。これらを自分にとって、無理の無いサイクルで行ったり 時にはつらくても、少し忍耐をしたり…ということが、長距離運転手に必要なスキルの一つかもしれません。