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遠州森町PA(下り線)とトラックの物流

遠州森町PA(下り線)について

 

遠州森町PA(下り線)は、静岡県周智郡森町に存在する、新東名高速道路上のPAです。駐車場には大型車両80台・小型車両36台を駐車可能で、障がい者用の駐車場も大型・小型車両ともに1台分ずつ用意されています。東海道の宿場町を思わせるような和風の構えの建物に、フードコートやショッピングコーナーが詰まった趣のあるスポット。このPAは、新東名高速道路上の中では、多くの人で混雑する「静岡SA」と「浜松SA」に挟まれているために比較的混雑せず、のんびりと過ごしやすい雰囲気の良いPAでもあります。コンビニやATMもあり、どちらも24時間営業であるのも嬉しい点。また、このPAには「スマートインターチェンジ」が併設されており、ETCを搭載した車両であれば、中遠広域農道や静岡県道40号掛川天竜線への出入りが可能です。

 

 

遠州森町PA(下り線)の特徴について

 

ショッピングコーナーには、静岡ならではの名産品である日本茶や、森町で原木が発見されたと言われる、ここならではの特産品「次郎柿」が。建物の外にも、本物の次郎柿の木が展示されており、地元色を押し出しています。お茶の試飲と詰め放題が出来るコーナーもあり、お土産として人気です! また、前述の通り「和」の空気感のあるPAですが、実は洋菓子店も存在します。地元の名産に因んだお茶の味のお菓子もあるので「実は和菓子より洋菓子が好き!」というあなたは、PA内の洋菓子店「森のパティスリー」へどうぞ。

 

鉄道ファンや、電車好きのお子様に!『転車台&鉄道歴史館(天竜二俣駅構内)』

 

新東名高速浜松浜北ICから、10分程度の場所にある「天竜二俣駅」。天竜浜名湖鉄道の駅の一つであるこの駅では、予約不要の「転車台・鉄道歴史館見学ツアー」を毎日開催しています! SLを進行方向に向けるために、地面に敷かれた線路が回転する「転車台」は、国鉄二俣線の開業した1940年から今も現役の設備。国の登録有形文化財にも登録されている貴重な設備を、目の前で見学することが出来ます。ファンやマニアには大迫力の貴重な体験になることでしょう。鉄道歴史館には、国鉄時代の鉄道・SLの部品や、ジオラマが展示されており、「昭和レトロ」な雰囲気で 鉄道のあれこれを思う存分味わえますよ。

 

「転車台・鉄道歴史館 天竜二俣駅構内」

住所:静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵230-2

見学可能な時間:月・金・土・日曜・祝日=10時50分からと13時50分から、

火・水・木曜=13時50分から。所要時間=40分。

※時間外の見学は不可ですので、ご注意ください。

 

 

トラックと物流

 

ドライブレコーダーの普及とその理由 ~事故発生時のためだけじゃない!

 

今ではよく耳にする「ドライブレコーダー」という装置の名前。これは、車両に大きな衝撃が加わった時に、その前後の数十秒間を記録出来る車載カメラです。映像が残るだけでなく、時刻やハンドル・ブレーキの操作等もしっかり記録してくれるという優れもの。もちろんトラックにも取り付けることが可能で、全日本トラック協会でもドライブレコーダーの普及を進めています。

 

ドライブレコーダーを搭載することによるメリットとして、まずは、万が一交通事故が発生してしまっても、ドライブレコーダーの映像を資料や物的証拠として利用出来る…ということが挙げられます。加害者側があれこれと言葉を並べ立て、過失を正当化し、不当な要求をしてきた…などという時にも、ドライブレコーダーの映像があれば、それが「動かぬ証拠」となって 公平に過失の割合を決めることが出来るでしょう。

 

…と、ここまでは当たり前のことなのですが「自分は絶対に、交通事故になんて遭わないぞ!」という自信のある人(実際『絶対に事故に遭わない』などということは、言いきれないのですが…)でも、車両にドライブレコーダーを搭載することによって 大きな利点を得られます!

 

実は、ドライブレコーダーの中には「安全運転支援機能」というものがついている機種があり、そういった機種は、自車が前方の車両に衝突しそうになった時や、車線からはみ出しそうになった時にアラートで知らせてくれるのです。これなら事故が起こる前に、未然に防ぐことも可能です。

 

また、ドライブレコーダーにはいくつかのタイプがあり、その中でも「常時録画型タイプ」というものを使えば、事故が起こっていない時でも、運転中は常に映像を記録してくれます。こちらのタイプなら、車をこすってしまった時や、信号無視などの軽い事故・違反の証拠としても映像が利用出来ますし、何事もなく運転している時でも、「自分の運転は、いつも記録されている」と思うと、運転する側も、より安全運転を心がけるようになる…これも一つのメリットです。

 

全日本トラック協会のアンケートでは「ドライブレコーダーを装着している」と答えた加盟事業者は、2014年の時点で、既に74.4%。これは少し古いデータですので、現在はもっとドライブレコーダーの普及が進んでいると思われます(全日本トラック協会に加盟していない事業者の間でのドライブレコーダー普及率は不明のため、一概には言えないことですが…)。今後もますます、ドライブレコーダーは普及し、トラックドライバーのみならず ドライバー全体の安全運転の向上と、交通事故の抑制に繋がっていくことでしょう。

 

ということで、今回は日本のドライバーたちの安全を守る「ドライブレコーダー」について、詳しくお伝えさせて頂きました。理想の交通社会への道、その一端を担う大切な装置について、少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。