東栄町とトラックの物流
東栄町の概要
東栄町の特徴
東栄町は、愛知県東三河山間部に位置する北設楽郡の町で、推計人口は、3,306人で、面積123.38㎢、人口密度26.8人/㎢です。町の木は、スギ、町の花は、ヤマユリ、町の鳥は、ウグイスです。町の代表となる鉄道の駅は東栄駅ですが、街の中心部からかなり離れた南の外れにあります。東栄町にも「おでかけ北設楽」という総合公共交通システムがあり、利用されています。
東栄町は、自然が豊かな地区で、愛知県の自然景勝地としても多くの地点が登録されています。中でも有名なのが、愛知県指定の天然記念物、預り渕、煮え渕ポットホールです。預り渕と煮え渕ポットホール群は、どちらも大千瀬川に見られるものです。
ポットホールとは、河川の浸食地形の一つです。煮え渕ポットホールは、滝壺が後退していったあとに、残ったもので、約1億年前の領家帯の花崗岩活動期に生成された天竜峡の花崗岩の岩盤上に、石が水流によって回転し、長い年月の間に穴が拡大したものが、数十個群をなしている甌穴群です。預り渕ポットホールは、谷の落差のある岩盤部分に大小さまざまなものができており、最大のものは直径約5mほどあります。ともに、愛知県で初めて指定されました。
観光スポット
東栄町には、「とうえい温泉花まつりの湯」という天然療養温泉があります。身体の芯から温まる優しい泉質の温泉で、町営バス東栄線で、「とうえい温泉前」下車すぐです。宿泊施設もあるので湯治としても活用できます。また、近くには、別名「奥三河のナイアガラ」と呼ばれる名勝「蔦の渕」があります。
11月から3月にかけて「てーほへ、てほへ」と夜を徹して繰り広げられる「花祭り」は、鎌倉時代末期かあら室町時代にかけて数百年にわたり伝承されて来ましたが、昭和51年(1976年)に国の重要無形民俗文化財に指定されてからは、町を挙げて更に盛大に行われています。
トラックと物流
トラガールって知っていますか?
トラック運送業界は、他の業種と比べて女性の就業者は少ない業界と言えます。現在のトラックドライバー全体に占める女性比率は、約2.4%(約2万人)程度ですが、大型免許を取得している女性ドライバーは、13万4千人以上います。
近年、細やかな気配りや丁寧な運転など、女性ドライバーの活躍に期待と注目が集まっています。こうした背景をもとに、国土交通省自動車局では、トラック運送業界における女性の活躍を促進するため、女性トラックドライバーが働きやすい労働環境の整備、業界のイメージ刷新のため、2014年をトラックドライバーの「人材確保・育成元年」としし、女性トラックドライバーを、「トラガール」と名付け、国土交通省自動車局ホームページ内に、「トラガール促進プロジェクトサイト」を立ち上げました。