愛知県海部郡大治町とトラックと物流
大治町の概要
大治町は、大治町、蟹江町、飛島村の2町1村が合わさった海部郡のなかの一つです。面積は6.59平方キロメートルで、人口は約31,500人です。明治22年に12か村が合併し、大治村が誕生しました。その後、平成20年に現在のあま市(旧海部郡3町)との合併の話が持ち上がりましたが合併はせず、1町独立で行財政の運営を行っています。
大治町の特徴
大治町は名古屋市中村区、中川区とあま市に囲まれています。名古屋駅までが約5キロメートルで、公共交通機関を利用すると約20分と立地条件が非常に良いです。そのため名古屋市のベットタウンとしての人気が高く、人口密度が東海地方では名古屋市に次いで2位となっています。大治町の公共交通機関は名古屋市営バスと名鉄バスが乗り入れていますが、町内に鉄道は通っていません。しかし現在、名古屋市営地下鉄桜道線が大治町方面へ延伸する計画があり、ますます人気のエリアになっていきそうです。大治町の特産品は、テレビでも話題になったシソジュースの材料である赤シソが有名です。「大治の紫蘇」は色や風味が良いため、ジュースだけでなく梅干しを漬ける主婦からの人気も高いです。
トラックと物流
トラックの準中型自動車免許
平成29年3月よりトラックに乗れる免許が改正され、“準中型免許”が新設されます。では、その準中型免許はどのような免許なのでしょうか。「複雑になった。」と感じる人も多いようですが、中身を知れば簡単です。今までは普通免許は18歳以上で車両積載量は5トンまで、中型免許は20歳以上で車両積載量は11トンまでで、取得要件は普通免許取得後2年以上経過している事。大型免許は21歳以上で車両積載量の上限はありません。さてここからが新制度です。
新制度は年齢でみると考えやすいので、年齢を基準に考えてみましょう。18歳以上でとれる免許が普通免許と準中型免許になります。普通免許は車両積載量が3.5トンまで、準中型免許は車両積載量が7.5トンまでです。次に20歳以上で取得できるのが中型免許です。こちらは以前と同じで、車両積載量は11トンで取得要件は普通免許所得後2年以上経過している事になります。大型免許の要件は以前と同じで変更はありません。高校新卒者が仕事について経験を積もうと思っても、5トンの壁と年齢の壁があったため企業も即戦力で使えず苦しんでいました。
しかし今度からは、初めから新制度で準中型自動車免許を取得することで7.5トンまで運転ができ、高校新卒者でも現場で即戦力として頑張ってもらえるようになります。