名古屋市守山区のについて
守山区の概要
名古屋市守山区は、名古屋市の北東部に位置する自然と水に恵まれた地区です。JR中央本線、名古屋鉄道の瀬戸線、小牧線が通っていますが、名古屋市にある16区の中で地下鉄が通っていない唯一の区でもあります。人口は現在17万1403人で、名古屋市のベッドタウンとして人口が増え続けています。その背景には、自然が多く、名古屋市内では地価や家賃が比較的安いことなどが挙げられます。また、新しい生活を始める夫婦や子育てをする家族に向けてショッピングセンターの建設や区画整理も進められています。さらに、小幡緑地公園、白沢渓谷といった公園、東谷山フルーツパーク、守山スポーツセンターなどの市民向け施設が充実している区でもあります。
歴史を感じる志段見古墳群
守山区には「志多見古墳群(しだみこふんぐん)」という史跡があります。志段見は区の北部の地区を指す地名です。かつてはこの周辺に100基を超える古墳があったとされていますが、時代の変遷によってその多くが無くなってしまいました。しかし、いまだに守山区には多くの古墳が残っており、名古屋市内に存在する古墳の6割程が区内にあると言われています。中でも、白鳥塚古墳は県内で3番目に大きな前方後円墳です。4世紀後半に建てられたとされ、1952年に国の史跡に指定されました。さらに2014年には尾張戸神社古墳、南社古墳、勝手塚古墳、東谷山白鳥古墳、中社古墳、志段見大塚古墳も国の史跡に指定され、市を挙げて歴史的遺産を保存していこうという動きが高まっています。2018年ごろまでにはこの古墳郡を「歴史の里」という公園にし、一般の人にも安価で発掘体験ができるようなサービスを始める予定となっています。