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小牧市とトラックの物流

小牧市の概要

 

小牧市の歴史と特徴

 

濃尾平野のほぼ中央に位置し、名古屋市から北へ15キロメートルの場所にある小牧市は、昭和30年に小牧町・味岡村・篠岡村の3つが合併して誕生しました。昭和38年には北里村とも合併して、現在の状態になりました。小牧市という名前の由来は、合併前の小牧町から引き継いだものです。小牧山・天川山・岩崎山・白山・西山・本堂ヶ峰といった山が多い市であるが、どの山も標高はそれほど高くないのが特徴です。小牧市中部から西部にかけて小さな川や用水路が多数流れており、農業用のため池も50か所以上ある水に恵まれた地位でもあります。そのため農業が盛んで、特に米と桃の生産で有名です。近年高速道路の建設によって交通網が発達し、名古屋へのアクセスも比較的良いことから交通のかなめとして成長しきました。

 

合戦の舞台にもなった小牧山

 

小牧市のシンボルともいえる小牧山は標高85メートルの低山で、織田信長野小牧山城があった山です。現在は山全体が自然豊かな公園となっており、春は桜の名所として、夏には鮮やかな緑に囲まれ、秋の紅葉、冬の雪景色まで日本の四季を感じられるスポットとして市民に愛されています。小牧市歴史館では、小牧城の歴史を学ぶことができ、展望室からは濃尾平野を見渡すことができます。かつては豊臣秀吉と徳川家康が織田信長亡き後の地位を争った「小牧・長久手の戦い」の舞台にもなりました。小牧山は徳川軍の本拠地となり、結果徳川軍が勝利を収めることとなりました。

 

トラックと物流

 

トラックのバックブザーについて

 

トラックがバックする時に「プ―、プ―」と出る音がバックブザーです。バックブザーの装着は義務ではありませんが、自主的にバックブザーを備えているトラックがほとんどです。トラックの種類によってはブザー音ではなく音楽が鳴るものもあります。バックブザーの目的は、トラックの後退時に後ろにいる人やクルマに警告し、事故を防止する目的があります。安全のために搭載されているバックブザーですが、状況によってはバックブザーの音が騒音となることもあります。そのため、最近ではバックブザーの音を小さくしたり、音を消すことができる機能が加えられるようになりました。

 

坂道での事故防止

 

トラックは運転中に事故の危険があるのはもちろん停車中にも注意が必要です。特に坂道では思いがけない事故に繋がる危険があります。坂の途中にトラックを停車させ、運転手が荷物を配達している間に、運転席に誰もいないのにトラックが動き出して何かに衝突してしまうといった事故も報告されています。このような事故を防ぐためにはまず、坂道にはできるだけ駐車しないということです。どうしても駐車しなければいけない時は、絶対にエンジンを切って駐車ブレーキをしっかりと引いておくことが大切です。