常滑市の概要

常滑市の地理と産業

愛知県常滑市は、県の西部に位置する知多半島の西岸中央部に位置する細長い形の都市です。市の面積は約５６Ｋ㎡で人口は約５万７０００人です。隣接しているのは、知多市・半田市・知多郡美浜町・阿久比町・武豊町です。伊勢湾に面している常滑市の気候は、年間を通して温暖で適度な雨量があり、海の幸に恵まれた地域となっています。知多半島特有の地形を持ち、市の大部分は丘陵地が占めていますが、起伏はなだらかな丘陵地です。常滑市の伝統産業として知られる「常滑焼」は日本六古窯のひとつに数えられ、そのなかでも最も古く規模も最大とされています。常滑焼の始まりは平安時代とされ、現在では招き猫の生産で有名です。窯業は現在も常滑市の主産業であり、繊維や工業・機械金属工業・醸造業など様々な産業も盛んです。豊かな自然と穏やかな気候に恵まれており、野菜や果物をはじめとする農業も活発に行われており、海に面していることから多くの種類の魚介類が獲れるので漁業も盛んな地域です。

中部国際空港とその周辺

２００５年に開港した中部国際空港は、常滑市の伊勢湾海上にある国際空港で「セントレア」の愛称で知られています。国際空港評議会による年間利用者数は、世界的に見てもトップレベルで東海地方の空の便の中核を担っています。さらに、近年は中部国際空港周辺の地域の開発も進んでおり、中部臨空都市として空き地が多かった埋め立て地に新たな施設が建てられつつあります。目立った商業施設としては、東京かねふくが運営する明太子のテーマパークである「めんたいパーク」や２０１３年には外資系大規模会員制スーパーである「コストコ」がオープンし、２０１５年には大型ショッピングセンターイオンモールが建てられ、ますます訪れる人が増えると予想されています。

トラックと物流

トラックステーションについて

長距離を運転することになる営業用トラックドライバーの為に作られた休憩施設が「トラックステーション」です。ドライバーが仮眠をとったり、疲れた体をリラックスできるよう入浴できるようになっていたり、食事をとることができます。また、交通情報や気象予報も提供されており、今後の運転プランを練ることも可能です。トラック業務に関わる連絡を取り合う事が出来る運行管理センターが常備されています。全日本トラック協会のホームページから全国のトラックステーションの場所を確認することができます。

光るナンバープレートについて

ナンバープレートの文字の部分が光るようになっている「光るナンバープレート」は、近年取り入れるトラックが増えてきています。もともと光るナンバープレートは北海道や東北などの雪が多い地域で雪によってナンバープレートが見にくくなるのを防ぐために導入されたものです。また電気の力で雪を溶かす効果もあるとされています。