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トレーラーなどの大型車、バック操作の手順とは?

運転中に見かける大型のトラックやトレーラー、曲がり角で出くわした際に、どのような感覚でハンドルを切っているのか気になりますよね。

特にトレーラーの運転は難しそうで、バックの操作はどうするのか知りたい方も少なくないのではありませんでしょうか。

今現在、教習所で免許を取得したいと考えている方や、ハンドル操作が難しいとお悩みの方に、トレーラーのバッグ操作の手順などをお伝えしたいと思います。

なぜバッグ操作が難しいのか?

一般車と違って運転席のトラクターと、牽引しているトレーラーの部分が折れ曲るだけでなく、車体も長いので、思わぬ方向へ曲がってしまうと、車両を真っ直ぐに戻すだけでも時間がかかります。

ハンドルを切る操作が、一般的な車両とは逆方向に切ることになるため、運転感覚が大きく異なりさらに難易度が高くなります。

また、バッグをするには、ハンドル操作や車体をコントロールすることがより難しく感じ、運転技術を必要とします。

車体が大きく長いだけでも死角が生まれやすいのに、折れが生じると死角が増え、安全を確保しながらバックから駐車することも難しく、死角がたくさんある中で状況を判断しながら実行するのは技術が必要です。

コツや手順とは?

  1. 駐車スペースの入り口を越えた場所へ停車しましょう。
  2. ハンドルを右へ切ってトレーラーが左向きになるようにしましょう。
  3. 折れが生じたら、ゆっくりとハンドルを真っ直ぐに戻し調整しましょう。
  4. 折れる角度を保ちながら、ゆっくりとバック操作をして、伸びをしながら微調整しましょう。
  5. バッグと伸びを繰り返し車体を真っ直ぐにできたら、ハンドルを調整して駐車をします。

特に操作をする時には、窓を全開にして視野を広くもち右前を注視し、サイドミラーで後方の動きを見ながら、慎重に操作しましょう。

何かあればすぐに停止できる速度で操作しましょう。

ハンドル操作中に意識したい点とは?

一般車両や大型トラックのように、連結部分があるトレーラーは一回でバック操作を思い通りに決めることができません。

パニックになりそうな時には一旦操作をやめて、車体を前進させ、仕切り直してから、やり直しましょう。

ひとりだと難しい時には、周囲の方に誘導をお願いして、見えにくい部分のフォローを頼みましょう。

誰にでも起こりうることなんだと思って、焦らず冷静に判断することを意識しましょう。

まとめ

多くの荷物を一度に積み、運ぶことが出来るトレーラーは、物流量が年々増えている近年では需要も高まっています。

なかなか一筋縄ではいかないトレーラーのバック操作、だからこそ乗り越えたい壁にもなるかも知れません。

安全に操作することを心がけて、この機会に、ドライバーとしての資格取得を目指してみませんか?