「道の駅」カテゴリーアーカイブ

道の駅 星のふる里ふじはし

【道の駅星のふる里ふじはしの地理的特徴】

道の駅星のふる里ふじはしは、岐阜県揖斐郡揖斐川町の国道303号沿いにある道の駅です。

駐車場には大型車両9台、小型車両123台、障がい者用車両3台を駐車することができます。

トイレは男性用大5個、小7個、女性用8個、障がい者用トイレは1個となっています。

 

【道の駅星のふる里ふじはしの特徴について】

木曽三川の一つ揖斐川の最上流部に位置する揖斐川町。中でも藤橋地区(旧藤橋村)は日本有数の天体観測スポットとして知られており、猛禽類が暮らす豊かな森と、揖斐川の清流、夜空を見あげれば満天の星々という素晴らしい環境が広がっています。

星のふる里ふじはしは藤橋地区のエントランス的存在で、まさに『星の降る里』であり『星の故郷』の、星をテーマにした道の駅です。夜になると階段にイルミネーションが点灯し、空と地上両方の輝きが楽しめます。

道の駅構内には情報交流館、特産物販売施設、椎茸栽培施設、民俗資料館『徳山民俗資料収蔵庫』、レストラン『星のふる里』、そば処『藤橋庵』、温泉施設『いび川温泉 藤橋の湯』があります。

情報交流館の休憩所は、星のふる里というだけあって天井が星と星座で彩られています。

特産物販売施設では、古くから揖斐川町で栽培されてきた揖斐川茶をはじめこの地方のお土産の数々が並びます。特に菌床栽培で育った生椎茸は臭みが少なく、肉厚なのが特徴で、お土産としても大人気。また1枚1枚丁寧に焼き上げられた手焼きせんべいは、山椒、えごま、くるみの3種類の味があり、どれを選ぶか迷ってしまうそう。

『徳山民俗資料収蔵庫』は民俗資料収蔵展示施設。徳山ダム建設のために全村離村となった旧徳山村の民俗資料を5,890点収蔵・展示しています。これらは国の重要有形民俗文化財に指定されており、その収蔵数は国内最大で、保存状態も良好なことから、自然とともに生きた山村の暮らしを伝える貴重な資料となっています。

レストラン『星のふる里』には各種メニューがラインナップしていますが、駅長のオススメは特選メニュー『椎茸コロッケ定食』850円。採れたての椎茸と里芋をベースにした、しょうが醤油で食べるコロッケで、椎茸が苦手な人でも食べられる逸品。道の駅ほど近くにある『横山ダム』にちなんだダムカレー『よことくダムカレー』1,000円は全国ダムカレーマップにも載っている隠れた人気メニューです。

そば処『藤橋庵』は、セルフの蕎麦店。隣の建物で挽いた挽きたてのそば粉を使ったこだわりの二八そばが自慢。オススメは『藤橋庵特製天ざるそば』1,500円。海老・鶏・パプリカ・しいたけ・オクラ・カニカマ・かぼちゃ等のボリュームある天ぷらがついてくるお得感満載のメニューです。

『いび川温泉 藤橋の湯』は足湯や大浴場、露天風呂、お食事処にリラクゼーションと、各種兼ね備えた癒し空間。泉質はアルカリ性単純温泉で、サラサラとしたお湯ながら時間が経ってくるとpH9.3のやや強めのアルカリ泉独特の肌触りが楽しめます。建物が斜面に沿って建てられているため、玄関の間口のわりに奥は広く、大きなガラス窓からは奥揖斐峡が一望できます。入浴料も大人(12歳以上)540円とリーズナブル。

道の駅の裏手にはチェーンソーで彫られた動物達が森の中に居並ぶ『切り株動物園(イビデンの森)』や、90年以上の歴史ある赤レンガ造りの『イビデン・東横山発電所』、ほかにも道の駅から車で約3分のところにある先ほどダムカレーで紹介した『横山ダム』や、約20分行くとプラネタリウムがある4階建てのお城『藤橋城・西美濃プラネタリウム』など、見所いっぱい!の揖斐川町藤橋地区。

周辺観光や天体観測などの際、休憩にお食事、お土産購入、温泉とまさに星の数ほどたくさん楽しめる道の駅星のふる里ふじはし。ただ、山の中にあるため、冬はもちろん夏でも涼しいとの事ですので、天体観測の際は装備や服装等にくれぐれもご注意を。

 

トラックと物流

【悪天候時の運行休止をどうすべきか?判断基準の策定と現場判断】

2018年12月8日に参議院本会議で『改正貨物自動車運送事業法』が可決されました。

その改正事項のうち2019年7月より『荷主対策の深度化』が施行され、その一環として、違反につながる恐れのある荷主の行為として『悪天候にもかかわらず運行の強要をする』ことが挙げられており、荷主勧告制度の対象となることが提示されています。それに伴い運送業界からは『悪天候での運行休止の判断に関して行政が基準を定めるべき』との要望があります。

それを受けて2019年10月31日の専門紙記者会見にて国土交通省(以下国交省)の一見勝之自動車局長は「航空輸送や海上輸送では、風速や波浪の大きさなど天候状態によって運行の可否を判断する基準を設けている。自動車においても同様の判断基準を設ける必要はあるだろう」と発言。また一見局長は、現在、国交省非常災害対策本部において台風19号による甚大被害への対策に省を挙げて取り組んでいることを説明しました。

国交省自動車局貨物課では、業界の意見を集約するとともに他の輸送モードでの運行・運航休止判断の基準や事例を収集し、台風など悪天候時におけるトラックの運行休止に関し、判断基準の策定に向けた検討に入っています。

だた、運送事業者の中からは「国としての運行の判断基準をつくるのは難しい」との声も挙がっており、さらにトラック運送業と倉庫業など業界内でも判断が分かれる場合があり「現場判断は自分たちで」との意見も見られます。

年々大型化する台風やゲリラ豪雨など悪天候時の対策として国の指針も必要ですが、最前線にあるトラック運転手や運行管理者の現場判断こそがリスクマネジメントの要と言えるでしょう。