運転中に嫌な臭いを感じ、運転席に乗り込んだ時に、なんだか臭いと感じたことはありませんか?
そんな臭いの原因は、汗や食べ物のゴミ、タバコの吸い殻などの生活臭によるものなのかなど、生活臭とは違った臭いがする時には、トラックのどこかで、故障やトラブルによって臭いがしている可能性もあって危険です。
今回は、気になるトラック車内の臭いについて、生活臭やトラブル臭に合った対処方法をお話ししたいと思います。
生活臭がついてしまった時
まずは掃除機を使って、シートや床の細かなゴミを取り除きましょう。
次に、お湯につけたタオルを固く絞って、シートの汚れを拭き取るように、まんべんなく拭いていきましょう。
その後、きれいなタオルに中性洗剤をつけたら、シートを拭き上げて、最後にもう一度お湯につけたタオルで、洗剤を拭き取れば完了です。
窓を開けて良く乾かしてから使用しましょう。
フロアマットは洗剤を使用して丸洗いしたら、陰干しをしましょう。
窓やダッシュボード、エアコンのルーフは、除菌やアルコール成分の入ったクリーナーを使って拭きましょう。
カビの臭いがする場合
エアコン内部でカビが発生していることから臭うことが多いです。
他にはフロアマットやシートについたカビから臭うこともありますが、エアコンを付けた時に臭うなら、ほぼ間違いありません。
専用の洗浄スプレーを使って掃除をしましょう。
故障や不具合の臭い別の対処法とは?
生活臭とは違う臭いがした場合には、故障やトラブルが発生している可能性もあります。
その場合、早めに対処しなくては、走行時の危険性を高めてしまうかも!注意しなくてはなりません。
ガソリンの臭いがする場合…
車内にいてガソリン臭がする時には、車両火災になる恐れがあり大変危険です。
給油直後ならば、給油口がしっかりと閉まっていな場合が多いので、車を止めて確認しましょう。
給油後ではないのに臭うなら、ガソリンタンクや燃料パイプが破損しているかもしれません。
ガソリンが漏れ出していたら非常に危険!
トラックを停められる場所を見つけて、落ち着いて停車し車外に出たら、JAFなどに連絡を取って救援を要請しましょう。
甘い臭いがする場合…
エンジンルームから甘い臭いがしたら、ラジエーター液(冷却水など)が漏れている可能性があるでしょう。
不快な臭いでは無いので気づきにくいかもしれませんが、ワインなどの臭いに似ています。
それ以外では、タンクやホースが損傷しているかもしれません、放置するとオーバーヒートに繋がるので、早急に修理しましょう。
ゴムが焼ける臭いがする場合…
この臭いがした場合は、まずはタイヤのトラブルを疑って、トラックを停車し、確認しましょう。
タイヤが焼けていないか?ブレーキの焼き付きはどうか?エンジンルーム内のベルトがスリップしているか?摩擦熱が発生している場合もあります。
原因を把握して、修理する必要があるので、早急に整備工場などで点検をお願いしましょう。
生活臭以外の臭いがしたら、故障やトラブルのサインだと覚えておきましょう。
素早く対応することは、事故を未然に防ぐことになるのです。
なにか違和感、異臭を感じたときには、一度トラックを安全な場所に停め、整備点検を行うよう意識しましょう。