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【大事な荷物を送りたい】チャーター便のメリット・デメリットについて

トラック輸送業界における「チャーター便」とは、車両を一台貸し切って、特定の物資を指定の場所まで直行で運ぶことをいいます。

今回はチャーター便について、そのメリットやデメリットにスポットを当てながらご紹介します。

チャーター便を請け負いたいとお考えの方はもちろん、自社製品の運送方法を比較検討している方も、ぜひご参照ください。

チャーター便のメリット

通常、トラックは複数の荷主から依頼を受け、物流センターや事務所などを経由しさまざまな荷物を収集しながら、それぞれの荷物を目的地まで運びます。

一方でチャーター便のトラックは特定の荷主から直接荷物を受け取り、目的地まで運ぶのが一般的です。チャーター便の輸送は受け取り時間や配達完了時間を指定できるため、きっちりとしたスケジュールで運ぶ必要のある荷物の場合にも安心して依頼できます。

また、雑多な荷物を運ぶ場合と異なり、荷物に合わせたトラックを選べる点も大きなメリットです。例えば、木材や鋼管といった長尺の荷物や、化学薬品や精密機械など通常の輸送方法では難しい荷物も安全に運べます。

高価な品物や、代わりの利かないものなどを運ぶ際にもチャーター便が適しているといえるでしょう。

そして運転するドライバーから見ても、

  • 比較的報酬が高い
  • 時間の予測がしやすい
  • スケジュールを管理しやすい
  • 積み下ろしが少なくて済む

など、チャーター便の運転はメリットの多い仕事です。

チャーター便のデメリット

チャーター便はトラックを貸し切るため、依頼者にとっては料金が高めに設定されているのがデメリットです。ただし、大量の荷物を一度に運ぶ必要がある場合などはチャーター便のほうが効率的な手段と言えるため、結果としてコストパフォーマンスが良くなるケースも少なくありません。

また、チャーター便を利用したい時期が物流業界の繁忙期(年末年始や新年度、イベントや通販業界のまとめ売りなどの時期)に重なると、チャーター便を承れるトラックの手配辞退が難しくなるデメリットもあります。

まとめ

チャーター便は、特殊な形状の荷物や特別な荷物などを運びたい場合に活躍する機会の多い便利なサービスです。また、貸し切り契約ですので、配送時間が定まっている場合などにも役立ちます。

ドライバーにとっても報酬面やスケジュール管理などでメリットの大きい仕事と言えます。

通常の配送方法では難しい荷物がある、決まった時間に届けたいなどの事情があるときは、一度チャーター便を検討してみてはいかがでしょうか。