嬉野PA(下り)の地理的特徴
嬉野PA下り(伊勢・尾鷲方面)は、三重県松阪市の伊勢自動車道上にあるPA(パーキングエリア)です。
駐車場は大型13台、小型44台、障がい者用小型1台を駐車することができます。
トイレは男性用大4個、男性用小9個、女性用14個、障がい者用1個となっています。
嬉野PA下りの特徴について
一般道からでもPAを利用できるようになっている『ぷらっとパーク』を併設している嬉野PA。
嬉野PA下り内にある店舗は、お土産が買えるショッピングコーナー、フードコートに加えて毎週土日と祝日に開催される『青果の青空市場』とテイクアウト店の『超特大ジャンボ大たこ焼き』。ショッピングコーナー、フードコートともに地元特産の松坂牛を使った商品や食品が人気で、特にフードコートが赤字覚悟で販売の『松坂牛丼』や『伊勢志摩グルメセット』などは1,000円以内で食べられます。また、テイクアウト店の『超特大ジャンボ大たこ焼き』は直径8センチもあるたこ焼きで、卵が1個丸ごと入っていてなんと焼くのに30分以上かかるという、もはやたこ焼きというより丸いお好み焼きと言ったほうがいいような大きな大きなたこ焼き。TVでも紹介されたことがあるほど有名です。他にも地元特産の伊勢うどんのタレを使った『伊勢志摩からあげ』も販売しています。
春から夏のレジャースポット!御殿場海岸
白砂と青松で有名な御殿場海岸は、県立自然公園に指定された、遠浅で波の静かな海岸です。春には潮干狩り、夏には海水浴やビーチバレー大会も催されるなど、海のレジャースポットとなっています。特に潮干狩りは自然そのままの貝が取れ、無料で楽しめるとあって県内外から観光客が押し寄せる人気の潮干狩りスポットとなっています。駐車場も無料の市営駐車場が約500台ありますが、トップシーズンはそれでもすぐに満杯になってしまうのだとか。近くに海の家がありそちらの駐車場は有料だそうですが、終日500円で約1500台収容可能なので、一日遊ぶならそちらに停めてもいいかもしれません。御殿場海岸以外にも三重県には潮干狩りが無料で楽しめる海岸がいくつかあるので、穴場を調べてGWなどに出かけるのも楽しいですね。
トラックと物流
夢の最新技術「自動運転システム」は運送業界を救うか
【自動運転システムとは】
国土交通省は2008年、『物流2015年問題』として、2015年には約14万人のトラック運転手が不足すると予想しました。実際にはそこまでの不足にはなりませんでしたが、物流業界において高齢化や不人気などによる人手不足は深刻化しています。
運転手不足になれば物流が滞り、日常生活を物流に頼っている買い物弱者にとっては日々の活動に支障が出てきますし、一般消費者にとっても欲しいものが手に入りづらくなるなどの問題が出てきます。
このような問題を解消するため、国土交通省や自動車メーカー各社が進めているのが『自動運転技術』です。
自動運転の自動化のレベルは完全に人間が制御する『レベル0』から、完全自動運転の『レベル5』まで6段階に分かれていますが、現在発売されているのは、限定的な環境下もしくは交通状況のみでシステムが制御を行い、システムが要請したときはドライバーが対応しなければならない『レベル3』までです。つまり、自家用車などにもすでに販売が進んでいる自動ブレーキシステムや縦列駐車などの一定の条件のみシステムが制御してくれる、というものなので、まだまだ物流の人手不足解消には至っていません。
2020年の東京オリンピックまでに現在試験中の自動運転タクシーなどを広く普及させる、として国が法的にも技術的にも自動運転技術の確立を進めており、自動車メーカー各社も2020年までに『レベル4』(高速道路など特定の条件が続く場合、システムがすべての操作を行い、運転手が関与しない状態、その条件を離れたときのみ運転手が関与する)の自動運転車開発を進めており、現在ニュースなどにも取り上げられているように高速道路などで実験が行われています。
自動運転車のメリット・デメリット
夢の技術のように思われていた自動運転車ですが、現実的には当然メリットとデメリットが出てきます。
自動運転車のメリットとしては
・渋滞・交通事故・危険運転の減少
・人手不足の解消
・最高速度緩和などによる移動時間の減少
・カーシェアリングなどによる、車購入の必要性の減少と、それに伴う駐車場地の減少
・自動化により装置が減少した場合、車内環境の向上
・運転困難者(高齢者や障がい者等)の運転の可能性
・燃費・車両寿命やCO₂排出量の向上
などがあげられます。
反対にデメリットとしては
・事故発生時の責任問題
・システムの暴走やハッキングによる事故、テロなどの可能性
・運転技術の低下を招くおそれ
・事故不可避時のシステムの判断とその責任・道徳的問題
・自動車・交通産業の人員低下に伴う失業問題
などがあります。
自動運転車が実現されれば、現在よりずっと安全運転になるのは明白ですし、燃費の向上により環境にも良い影響を与えるでしょう。しかし、物流界の人手不足を救うはずの自動運転車が逆に現在の運転手を失業に追いやってしまう危険性や、とっさの判断をAIに任せてしまうことになる道徳的問題も孕んでいます。これらの問題を解消して2020年までに『レベル4』の自動化運転が一般的となるのでしょうか?