ドライバー自身が疲れていると、つい健康管理なども面倒になって、生活リズムが乱れたり、いい加減な食事で済ませたりしてしまうこともありますよね。
健康管理を怠って、体調不良になってしまうと、走行中に事故を起こしてしまうリスクが高まります。
事故を起こせば、車体の大きなトラックは甚大な被害を出す恐れがあることを決して忘れてはいけません。
今回は、ドライバーにとって大事な健康管理について、おすすめの方法をご紹介します。
是非、この機会に今一度、自分の生活を見直してみましょう。
トラックドライバーの食事とは?
トラックドライバーの食事は、休憩時間に取ることが多いのですが、短距離ドライバーは、比較的規則正しい時間に昼食を設けられます。
休憩室で食事をしたり、職場が近い方は自宅に帰って昼食を取る方も少なくありません。
長距離を担当する場合は、運行ルートや搬入時刻によって、時間配分が変わるので、食事の時間が不規則になりがちです。
大型トラックの駐車スペースがあるコンビニに、停車するトラックを良く見かけると思いますが、手軽に食べ物を買えるだけでなく、飲食店の営業時間帯を気にせず食事が可能だからです。
コンビニなどでは、ついホットスナックやカップ麺など時短で食べられるようなものばかりを手にしてしまうと思います。
◎ドライバーにオススメな食事方法をご紹介します。
濃い味付けよりは、なるべく薄い味付けの物を選ぶように意識しましょう。
おにぎりやパンなどの炭水化物だけで済ませずに、野菜や食物繊維が含まれている海草類の入ったサラダを加えて便通を良くしましょう。
タンパク質の豊富な納豆をプラスすることもオススメです。
手軽に栄養を補給できる野菜ジュースを加えるだけでも違ってきます。
また、早食いをするドライバーも多いのですが、よく噛んで食べ、満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを予防しましょう。
トラックドライバーの健康管理とは?
ドライバーが運転をしている時間が長ければ長いほど、長時間同じ姿勢を続けなくてはなりません。
そうなると、筋肉が硬くなってしまい血行不良を起こすので、肩凝り、腰痛、足のむくみを感じる方が多いのです。
筋肉が凝り固まった状態での荷物の積み下ろし作業は、腰などに大きな負担がかかり、酷い時にはぎっくり腰になりかねません。
慢性的な肩凝りや腰痛になる前に、休憩時間を有効に活用して、効果的なストレッチを行いましょう!
トラックから降りて、スクワットや屈伸、肩甲骨や足首を回して血流を促進させて、筋肉の柔軟性を高めるように心がけましょう。
水分不足も血行不良に繋がるので、休憩時間には、ストレッチと十分な水分補給をしましょう。
また、運転をする際には、腰と背中の隙間が無いくらいにシートに深く腰掛けて、骨盤を立てるように座る姿勢を意識しましょう。
自分の体調を把握しましょう!
定期的に、健康診断を受診して、健康状態を把握し、持病の治療が必要であれば医師の診断を受けて、必ず運行管理者や会社へ報告しましょう。
服薬が必要ならば、それも伝えましょう。
もしも体調不良を起こして乗務できなくなった場合に、スムーズに代わりの運転手を手配して貰えるでしょう。
まとめ
体力を維持する為にも、食事はバランスの良いメニューを考えて食べることが理想的です。
いったん体調を崩してしまうと、思っている以上に体力を回復するまでに時間がかかりますよね。
トラックドライバーの仕事は体力勝負ですから、自分の健康をしっかりと把握し管理することも大切な仕事だと言えます。
自分に合った対策をして、今日も安全運転でトラックの走行を心がけましょう。