長距離を走行するドライバーは、自然災害や事故などの予期せぬ事態が起こることを予測して動かなくてはなりません。
状況によっては、道路上で長時間の待機を強いられる場面も起こりえるからです。
そんな事態になった場合に、落ち着いていられるように、車内の環境を整えておくことが大切です。
この機会に、備えておくと良い必需品をチェックして頂き、長時間の立ち往生など不足の事態に備えられる備品をご紹介したいと思います。
是非、お読みいただき、ご活用ください。
長距離トラックドライバーが備えておきたい必需品とは!?
長距離を運転するので、ドライバーは拘束時間の大半を車内で過ごし、荷物を積み下ろす作業などでは体力も消耗します。
荷物の納入時刻を守る為に、神経も使うでしょう。
少しでも体の負担を軽減出来るように、出発前に下記の備品を準備して、安全に乗務できるようにしたいものですね。
まずは、必需品を備えているかチェックしておきましょう。
普段からの必需品
- 安全靴
- 手袋(ドライビング用のグローブ)
- ハンドルカバー
- ポケットWi-Fi
- Bluetoothイヤホン
- 腕時計
- コンバーター・インバーター
- カーナビ・地図
休憩中の必需品は、以下のようなものです。予期せぬ場面でもできるだけリラックスして、目やカラダの疲れを取れるように有効に過ごしましょう。
休憩中の必需品
- 入浴用品
- トラック用の寝具
- シートクッション
- サンダル
長時間立ち往生をした場合の必需品とは?
天候や事故によっては、長時間、車内での待機を強いられることも予測できます。
そうなった場合に、燃料が切れて冷暖房が使えないと、体温調整にも悪影響が出てしまい、非常に危険です。
立ち往生に備えて、ガソリンなどの燃料を満タンにしておくように注意しましょう。
ガソリン以外の必需品としては、
- 水、食料…水や食料品、非常食も含めて1週間分を用意しましょう。
熱中症対策として、スポーツドリンクや経口補水液を準備しておくと良いでしょう。 - モバイルバッテリー…情報収集や連絡手段として欠かせないスマートフォン、
充電切れになってしまえば意味を成さないので、 普段より常備しておきましょう。 - 寝袋、毛布…座席に座ったままで寝てしまうとエコノミークラス症候群を引き起こしてしまう可能性が高いので危険です。
足を伸ばして寝られるように、寝袋や毛布などを積んでおくようにしましょう。 - 非常用トイレ…コントロールができない生理現象に備えて、トイレを常備しておきましょう。
トイレが近くなることを気にして、水分を控えてしまうと、エコノミークラス症候群になりかねないので気を付けましょう。
雪道に備えたい必需品とは?
一般車両同様に、雪予報が出ている場所を走行する予定があったら、スタッドレスタイヤの装備をすることが第一ですが、悪天候に見舞われているなかでチェーンを装着しなくてはいけない場面もあります。
雪道に備える必需品
- 懐中電灯
- 防寒用のゴム手袋
- 長靴
- スコップ
等を備えましょう。
また、吹雪などの悪天候に備えて「ウォッシャー液」を積んでおきましょう。
凍結しにくく、解氷作用があるので、ワイパーが凍って張り付いてしまった場合にも役立ちます。
冬期は、バッテリーの消耗も激しいので、「ブースターケーブル」を常備しておきましょう。
まとめ
万が一の事態を想定して備えることは、安全走行をする為にも必要な対策ですよね。
悪天候の場合は、いつも以上に運転中や休憩中にも注意をする必要があるでしょう。
ドライバーは、自分自身の健康も調整できるように、車内環境を整えて安全運転を心がけましょう。